ちいさなクリスマスツリー
- 訳:
- 尾ア 愛子
- 絵:
- 嶽 まいこ
- 出版社:
- 岩波書店
原題“The Good Little Christmas Tree”というこの物語は、1943 年にイギリスで絵本として出版されました。その後、何度か絵をかえながら今まで読みつがれてきています。初の日本語版は、この物語を大切に想ってきた尾ア愛子さんの平明で美しい訳文と、静謐でありながら温かみあふれる嶽まいこさんの絵でお届けします。
もみの木はえっちらおっちら夜の森をゆき、小人からダイヤモンドを、オオカミから赤いきのこを、少年から氷柱を、女の子からろうそくを、旅商人から木馬とくつを、天使たちからは星をもらいます。でもそのたびに、緑の葉や枝をあげたり、クッキーをかじらせてあげたりするのです。
小さなもみの木は、水たまりに映ったあまりにもみじめな自分の姿に、うちのめされてしまいますが……。
だれのなかにもある利他の心をそっと呼びさまし、クリスマスのよろこびと崇高さを感じさせてくれる一冊。お子さんから大人まで楽しめる、プレゼントにもぴったりの絵物語です。