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作: 松岡 享子 絵: 大社 玲子  出版社: 学研 学研の特集ページがあります!
創刊40年!世代を越えて愛され続ける、不朽の名作です!読み聞かせは4歳から、一人読みは6歳から
ひなそらとうやさん 30代・ママ

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ママたちの声から生まれた人気絵本 『いっしょにするよ』刊行記念 風木一人さん・たかしまてつをさんインタビュー

ママたちの声を取り入れて生まれた人気絵本『とりがいるよ』『たまごがあるよ』のシリーズ(KADOKAWA)に、続編となる新作『いっしょにするよ』が登場しました。1〜3歳の赤ちゃんに向けた、音の響きが楽しい絵本です。刊行を記念して、作者の風木一人さんとたかしまてつをさんのおふたりに、シリーズ3部作の制作秘話や新作の見どころについて、たっぷりと語っていただきました。


たかしまてつをさん(左)と風木一人さん(右)

ギャラリーの片隅での運命的な出会い

───はじめに、シリーズ第1弾『とりがいるよ』のお話から伺いたいのですが、この絵本はどのようにして生まれたのでしょうか。

とりがいるよ
とりがいるよの試し読みができます!
作:風木 一人
絵:たかしま てつを
出版社:KADOKAWA

かず/いろ/大きさ にはじめてふれる、あかちゃん向け絵本が誕生! あかいとりや あおいとり。おおきいとりに ちいさいとり。さあ、みつけられるかな? 1〜3歳のあかちゃん向け絵本の定番書がついに誕生! かわいいわが子の反応に、みんなにっこり。

風木:僕の絵本作りは、自分が面白いと思えるものを見つけることから始まります。『とりがいるよ』の場合は、「たくさんの鳥の中に一羽だけ違う鳥がいる」という面白さです。たくさんの白い鳥の中に赤い鳥が一羽だけ混ざっていたら、とても目立ちますよね。大人でも子どもでも赤ちゃんでも、絶対その鳥が気になって見てしまう。そんな単純な面白さが原点となって、この絵本のアイデアが生まれました。
僕は絵本の文章作家なのですが、ラフの段階ではよく自分で絵を描いたりします。文章だけよりも、その方が伝わりやすいからです。『とりがいるよ』も、最初は自分で絵を入れて、絵本のダミーを作りました。ちょうど池袋のギャラリーで展覧会をやるタイミングだったので、ギャラリーの片隅にそのダミーを置いておいたんです。展覧会を見にきてくれた編集者の目に留まれば、というつもりでした。

───その展覧会に、たかしまさんも足を運ばれたそうですね。

たかしま:はい。風木さんとは、お仕事をご一緒したことはなかったんですが、10年以上前からの知り合いで、このときも展覧会のご案内をいただいて、見に行かせてもらいました。そのとき、このダミーを見つけて。タイトルに呼ばれた気がしたんですよ。「とりがいるよ」「え、どこどこ?」みたいな感じで。
開いてみたら、詩のような味わいがあって、一気に引き込まれました。で、気持ちよく読み進めていたら、中盤で「ながーい とりが いるよ」という衝撃のページが! 足が長い鳥とか首が長い鳥とかはいるけれど、ただ「長い鳥」って聞いたことないじゃないですか。絵も、普通の鳥をきゅーっと引き伸ばしたような妙なフォルムで、思わず二度見してしまいました。もう一目惚れです。

風木: 僕としては、大きな鳥、小さな鳥に続く、単純な形のバリエーションとして「長い鳥」としたんですけどね。たかしまさんがそんなに反応してくださるとは、思ってもみませんでした。

たかしま: 「いろんな とりが いるよ」の見開きもすごくよかった。カーブを描いて歩いているビジュアルがすごく気に入ったし、テーマとして、多様性、世の中にはいろんな人がいるよってことを表現されているのかな、とも感じました。
あとになって風木さんから、これは赤ちゃん向けの絵本なんだと知らされたんですけど、そのとき僕は、そんなことまったく思わずに読んでいたんですよ。だから、赤ちゃん向けと聞いて逆にびっくりして。赤ちゃんに限定しなくてもいいんじゃないかと提案したくらい、僕は純粋に魅力を感じていました。
それで、その後すぐに「僕に絵を描かせてください」ってラブレターを書くかのようにメールを打って、風木さんに送ったんです。

風木: すごくうれしかったですね。じつは、絵本のダミーを作った時点では、絵をどなたに描いてもらったらいいのか、まだ具体的に浮かんでいませんでした。だからこそギャラリーの片隅に置いて、偶然に委ねてみたんです。まさかたかしまさんがやりたいと言ってくださるとは思いもよらなかったんですが、たかしまさんの絵で想像してみたら、完成像がパッと浮かびました。

───まさに運命の出会いですね。その後はどのように制作を進めていかれたのですか。

たかしま: 風木さんのラフをもとに、いろんな画材で鳥を描いてみました。手描きか、それともデジタルかと結構悩んで、いろんなバージョンの鳥を描きましたね。

風木: どの鳥も魅力的で未練もあったのですが、この絵本の面白さが最大限に生きる絵はどれかと考えた結果、この完成形のバージョンに落ち着きました。そんな風にして、たかしまさんと二人である程度納得のいく形まで進めたところで、たかしまさんのご紹介でKADOKAWAの編集者・鈴木敦子さんに見てもらったんです。


風木さんの描いたダミー本(左)と、完成した『とりがいるよ』(右)

たかしま: 鈴木さんは僕が長年、仕事でお世話になっている編集者さんなのですが、ちょうど児童書のセクションに異動されたばかりだったんですね。しかも子育て真っ最中ということで、絶妙のタイミングでした。

風木: 赤ちゃんを持つママたちの感想をたくさん集めるというのも、鈴木さんの発案でした。3人で保育園に行って、試作品を読み聞かせしてもらったりもしましたね。

───読み聞かせの反応をもとに変更した箇所もあるのでしょうか。

風木: あります。『とりがいるよ』は、「たくさんの鳥の中に一羽だけ違う鳥がいる」シーンでできていますが、一番目立つ鳥のほかにも、おまけとしてちょっと変わった鳥が混ざっているんです。読み返したとき「あ、こんな鳥もいたんだ!」と見つけてほしいと思って。
作り手としては、めくったらまずメインの鳥に気がついて、それからおまけの鳥に気がついてほしいんですね。だから、おまけが目立ち過ぎてはいけないんですが、最後まで気がついてもらえないのもつまらない。このさじ加減を決めるのに、実際に子どもたちの反応を見たことが大いに役立ちました。

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風木一人(かぜきかずひと)

  • 1968年、東京都生まれ。絵本の文章作家、翻訳家。主な作品に『ニワトリぐんだん』(絵・田川秀樹、絵本塾出版)、『うしのもーさん』(絵・西村敏雄、教育画劇)、『ぬいぐるみおとまりかい』(絵・岡田千晶、岩崎書店)、『ふしぎなトラのトランク』(絵・斎藤雨梟、鈴木出版)などがある。『ながいながいへびのはなし』(絵・高畠純、小峰書店)はフランス、韓国、台湾、中国で翻訳されている。小説、漫画、エッセイなどのコンテンツを配信するサイト「ホテル暴風雨」のオーナーとしても活動中。http://hotel-bfu.com/

たかしまてつを

  • 1967年、愛知県生まれ。イラストレーター。1999年ボローニャ国際絵本原画展入選、2005年ほぼ日マンガ大賞受賞、2005年二科展デザイン部イラストレーション部門特選賞受賞。主な作品に『ブタフィーヌさん』(幻冬舎文庫)、『あすナロにっき』『あすナロびより』(共著・中村文)、『ねこはいじん』(KADOKAWA)などがある。イラストを担当した「ビッグ・ファット・キャット」シリーズ(幻冬舎)も人気。www.tt-web.info/

作品紹介

とりがいるよ
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作:風木 一人
絵:たかしま てつを
出版社:KADOKAWA
たまごがあるよ
たまごがあるよの試し読みができます!
作:風木 一人
絵:たかしま てつを
出版社:KADOKAWA
いっしょにするよ
いっしょにするよの試し読みができます!
作:風木 一人
絵:たかしま てつを
出版社:KADOKAWA
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