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本邦初公開!紙芝居『どろぼうがっこう』原画


裏も当時紙芝居で読まれた原稿が書かれていました。


『だるまちゃんとかみなりちゃん』の原画

『にんじんばたけのパピプペポ』ラフスケッチ




ここから数々の名作が…!


机を切り、蛍光灯をはめて作った、手作りの作業机。



───かこさんのお名前は俳号から来ていると伺ったのですが?

私、高校時代の国語の先生が中村草田男さんだったんですね。その先生に熱中して理系のくせに俳句をやっていました。
当時の俳号は三文字が流行だったんですよ。僕の本名は「哲(さとし)」だったので、それをもじって「三斗子」にしようと思ったんです。でも戦禍がどんどん激しくなる中で、俳句雑誌もだんだん出版されなくなっていって、出版されても掲載される名前は2文字までという制限が出たんですね。そうすると仮に僕の俳句が掲載されても載るのは「三斗」になっちゃう。それじゃ大酒飲みの名前だ…ということで、あわてて「里子」に変えたんです。絵本を出した最初の頃は、女性に間違えられるという光栄に見舞われました(笑)。

───苗字もペンネームなんですか?

はい。本姓は「中島」というのですが、やはり戦争中は電報で打つとき長いんですよね。「ナカジマ」だと濁点も入るから5文字になっちゃう。簡単な苗字を考えたとき、あ行だと早いから、か行で「か(きくけ)こ」と。それで「かこさとし」となりました。


※中村草田男(1901−1983)…俳人。高浜虚子の門弟となり句作に励み、同人誌『ホトトギス』に作品を発表。降る雪や明治は遠くなりにけり(1931年作。『長子』所収)が有名。



Q.一日の日課を教えてください。

A.朝はだいたい4時ごろ起きて、家の周りの掃除をします。
その後、朝食をとって、午前9時〜午後6時ごろまで仕事をしていますね。
目が悪いので、夜は仕事をほとんどしませんが、12時ごろまではいろいろ片づけをしています。

Q.好きな食べ物は?

A.食べ物がない時代に生まれましたからね、好き嫌いはありません。家の周りを歩いているときも、ついつい食べられる草を探してしまいます。

Q.好きな絵本作家さんや作品はありますか?

A.どなたも才能があって、「いいなー、いいなー」と影響を受けてしまうので、あまり読まないようにしています。

Q.今はどんな作品を描かれていますか?

A.目が悪くなってきて、数年ほど前から出版社からのご依頼は辞退しているのです。でも、若いときから集めていた資料はたくさんあるので、少しずつ描き進めています。
「だるまちゃん」シリーズのアイデアも、50〜60くらいの相手役は考えているんですよ(笑)。その全部のストーリーができているわけではないけれど、ここぞというのは自分で描きためて、僕が死んだ後にでも出してやろうという出版社があったら出してくださいと思っています。

───ありがとうございました!



<編集後記>

緊張している私達を、とても優しくあたたかい笑顔で迎えてくださったかこさん。どんな質問にもとても丁寧に答えてくださるので、ついついとても長い取材になってしまいました。貴重な資料を見せていただいたり、アトリエでお話させていただいたり、美味しいお菓子と抹茶をご馳走になってしまったり…本当に夢のような時間を過ごさせていただきました。

絵本ナビユーザーの皆さんのためにも「こどもの行事 しぜんと生活」シリーズのサイン本を毎月用意してくださる予定です!こちらもお楽しみにしていてくださいね。

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(編集協力:木村 春子)

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かこ さとし(加古里子)

  • 1926(大正15)年福井県武生町(現・越前市)生まれ。1948年東京大学工学部卒業。工学博士。技術士。
    民間化学会社研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事。1959年から出版活動にかかわり、1973年に勤務先を退社後、作家活動とともに、テレビニュースキャスター、東京大学、横浜国立大学などで児童文化、行動論の講師をつとめた。
    また、パキスタン、ラオス、ベトナム、オマーン、中国などで識字活動、障がい児教育、科学教育の実践指導などを行い、アメリカ、カナダ、台湾の現地補習校、幼稚園、日本人会で幼児教育、児童指導について講演実践を行った。
    『だるまちゃんとてんぐちゃん』『かわ』(福音館書店)、『からすのパンやさん』(偕成社)、『富士山大ばくはつ』(小峰書店)など、500冊以上の児童書の他、『伝承遊び考』(全4巻・小峰書店)など著書多数。
    土木学会著作賞、日本科学読物賞、児童福祉文化特別賞、菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、神奈川文化賞、川崎市文化賞、日本児童文学学会特別賞、日本保育学会文献賞、越前市文化功労賞、東燃ゼネラル児童文化賞などを受賞。
    現在、科学、文化、教育に関する総合研究所を主宰。

作品紹介

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