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大中小の繰り返しが楽しいイギリスの昔話
大きな大きなくまと、中くらいのくまと、小さな小さなくま、そして小さな女の子。両者の思わぬ遭遇が、ゆかいな物語を巻き起こす、民話ならではの繰り返しがおもしろいイギリスに伝わる昔話です。
どんくまさんの柿本さんの絵なので、くまさんに親近感がわきました。大中小の繰り返しは、次は何が出てくるんだろうと楽しみにしていた息子でした。毎度自分のものが一番ひどい状態になっているちいさなくまさんの、いすが壊れた場面での一粒の涙がとっても印象的でした。女の子を見つけたときは3匹ともとっても驚いたことでしょう。
女の子もびっくりして逃げてしまってそれっきりというところでお話が終わってしまうのも面白いです。新聞で、ご近所で起こったびっくりニュースの記事を読んだみたいな読後感のあるお話でした。 (てつじんこさん 30代・ママ 男の子9歳、男の子6歳)
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