「あなたのために、少しのあいだだけ春を呼んであげましょう。」
ふぶきの夜、森のおくで少女がであった奇跡。『森は生きている』の名でも知られるスラブ民話をもとにした、少女と12の月の精霊たちの物語。
娘が先に読んで「これいいよ〜。」と私に勧めてくれた絵本です。
まま母とその連れ子の娘にいじわるされてばかりのマルーシカ。
そんな彼女のシンデレラストーリー…と思っていたら
結末はちょっと違っていました。
そこを娘は気に入ったようです。
森で小鳥を助けた事が
めぐりめぐって
窮地に陥ったマルーシカを助けることにつながったように
ほうびとして王様からもらった金貨を
町の貧しい人や困っている人に全て配ってしまったことも
きっといつか彼女に幸福をもたらすだろうと思えてくる結末に
あったかい気持ちになりました。 (西の魔女さん 30代・ママ 女の子15歳、男の子11歳)
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