
風来坊が山裾の道を下っていくと、あわただしい二人づれ。「どうかしたか?」と訪ねると「姫を連れて逃げてくれ!」?
侍は遠山進之介、姫は岡田藩の雪姫。さらわれた姫を助け出したが、追っ手の忍者が迫っていると!「これはしまった。なんだかややこしいことに、まきこまれそうだ。」と少し逃げ腰の風来坊。ところが姫のかわいさに、二人の手助けを引き受けた。今度の相手は忍者軍団だ。さあ、どうする風来坊!
山道を疾走し、筏で川下り、忍者軍団は執拗に追ってくる。はたして逃げ通せるのか!
いつもハラハラ、ドキドキの風来坊シリーズ。本書も読み応えありで、お勧めです。
最後のページはいつもの走る後ろ姿。でも今回の服装はいつもと違うぞ!「なんだい、なんだい、ジロジロ見るないっ。たまにはこんな格好もするさ、おれは天下の風来坊」。すごいぞ!風来坊(^_^)v
なお、この本は背表紙が本当の終わりです。すぐ裏返さないで、表紙から読んでください。 (ジョバンニさん 40代・パパ 男の子5歳、女の子1歳)
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