日照りに雨をふらせてくれたお礼に、小鬼の嫁さんになったものの、おふくは家がこいしくて…。伊豆に伝わる節分にちなんだ民話。
少し前に節分にちなんだお話はないかなと、探していて見つけました。
この絵本を読むと、「どうして節分の時にいり豆を撒くのか」「どうして鬼は外。福は内」というのか。すごくわかりました。
これが本当の答えではなく、この絵本で描かれているのは、節分行事の答えの一つなのでしょうけど。
この絵本は伊豆半島中部の民話をもとに書かれたものだそうです。
福田庄助さんのえがく鬼がかわいくて、ストーリー的にも、決して悪い鬼ではないので、結局お福は実家に戻って、親元で暮らすことになってしまったのが、大人としてはちょっとどうかな〜。と、鬼側の目線に立って考えてしまいました。
うちの子どもたちは、節分行事に関連した内容に「なるほど」と思ったようでした。
物語はわかりやすく描かれているので、小学校低学年、もしくは幼稚園くらいからでも十分理解して楽しめるお話だと思います。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子13歳、女の子8歳)
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