夕方。お腹のすいたらったくんが、裏のはらっぱに行くと、動物たちが空に鼻向け、においをかいでいます。自分ちのばんごはんあてごっこしてをしてるんですって。「あ、カレーのにおい!」「カレーは私のうち!」と、くまの子が家にかけて行くと、お母さんがおいしそうなカレーをつくっているところ。そんなふうに、次々と漂ってくるにおいで、ばんごはんあてごっこ。さあ、らったくんのばんごはんは何かな?
晩ご飯を待っているらったくんが、友だちの家の晩ご飯をのぞきます。外を歩いていると、カレーの匂いがした時には「あのうちは今日はカレーか」なんて思いますよね。そんな何気ない日常が書かれた本です。よそのうちの晩ご飯がどんなにおいしそうでも、やっぱりうちのご飯が一番かなと、改めて感じさせてくれます。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子5歳)
|