可愛い靴下がいっぱい! 表紙にまず目がくぎづけです。
本を開いたら……
ん? ブルーグレー色の見返しからそのまま次のページまで、洗濯物のながーい物干がつづいているみたい。
物干からひとつだけ風でとばされてしまった、白い靴下が描かれます。
しろくんです。
「ああ、どうしよう。ひとりぼっちになっちゃった」
「ねえねえ ぼくを なかまに いれてよう」
しろくんは、いろんな靴下たちに声をかけますが……。
2つそろって誰かの靴下だったり(それはもちろん、よくありますよね)
4つそろって……
6つそろって……(!?)
みんな仲間がいて誰かの靴下なんです!
先っぽは3つに割れていたり、2つに割れていたり。
鳥のかぎ爪や、ひづめの形に合う靴下です。
1つだけの靴下でしろくんと同じ形の仲間がいた!と思ったら……ちがったみたい。
しろくんは、もう片方の自分の仲間を見つけられるかな?
子どもたちに大人気の絵本ユニット「ザ・キャビンカンパニー」のお二人による靴下の絵本。
フラミンゴが靴下をはいたら。
ありが靴下をはいたら。
想像するだけで楽しくなっちゃう姿が、絵に描かれています。
いかにもカラフルな「ザ・キャビンカンパニー」の絵本の世界をお楽しみくださいね。
裏表紙をよーく見ると、しろくんの相方がどこかにまぎれていますよ。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
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