男の子はしゃべるのが遅い。の典型だった息子・・・・
絵本は好きで、読み聞かせも大人しく聞いていました。
この、ノンタンのおばけむらめいろは裏表紙のめいろも、全頁のめいろもすべて、毎回指でなぞるのがお約束でした。
そのページを読み終わると、その迷路を指でなぞる・・・・
毎回儀式のように厳かに行っていたのを思い出します。
彼の頭の中で一体化されていたのでしょうか?
今では小学校六年生で、少し声も低くなった息子にきくと
「あ〜あ、あれね!」記憶にはあるようですが、どうしてあそこまで
全めいろをたどっていたのかは覚えていませんでした。
ちっちゃな手ではみ出さないように一生懸命たどっていた、あの真剣なまなざしを思い出しました。
失敗したらノンタンがもどれないとか、誰かのために小さいながらも真剣に取り組んでいたのでしょうか・・・
彼の男気の原点なのかもしれません。