「どこかでだれかがねむくなる」 みんなの声

おやすみ前の１冊にぴったりな絵本です。
こういうありふれた日常・１日の終わりがいかに幸せかも感じられる１冊にも思いました。
何事もなく平穏に１日が終わる。
その幸せと喜びをしみじみ感じます。
そういう日常を日々願います。

表紙の羊さんの”Z　Z Z Z Z”　

裏表紙のくまさんの”Z　Z　Z 　Z Z”

寝息をたてて気持ちよさそうです。

星も輝いていて夜の光景の絵も素敵だなあと思って、図書館から

借りてきました。

心地よい言葉が続いて、夜の絵も優しさで溢れています。

「おやすみなさい」

愛情いっぱいに包まれています。

図書館に行ったら図書館祭りをやっていまして。
いろいろな福袋が用意されていました。その中から
「よるのおはなし」福袋を選んで持ち帰りました。
中に入っていたもののうち１冊がこの絵本。
もちろん！夜、眠る前に娘と読みました（もう６年生です
けれどね）。

素敵な絵本でした。
リズム、挿絵の色味。落ち着いた雰囲気なのだけれど
ちょっとした遊び心もあって。
私は『おやすみなさいおつきさま』も思い出したのですけど
娘は忘れてしまっていたようで、すぐには思い出せません
でした。また読み返さなければ。

ひとつひとつに「おやすみ」を言っていく様は、ちいさな
子どもそのものだなあって思いました（キャンプした時に
キャンプ場から帰るらしい小さな子どもが、まわりのもの
すべてにバイバイって言っていたんです）。

図書館で表紙絵が気に入って借りてきました。
想像以上に素敵な絵本でした。
メアリー・リン・レイの優しく語り掛けるような言葉のリズムが心に響きました。
邦訳されたこうのすゆきこさんはコレが2冊目の絵本の翻訳ということですが、とても作品のイメージを大切にされた翻訳をされてるなと感じました。

クリストファー・サイラス・ニースさんの絵も素晴らしかったです。
もともとがしなので、言葉は短く簡潔です。
1ページ1ページに登場する生き物たちの様子がよく伝わってきます。
3，4歳くらいから未就学児くらいのお子さんたちの寝物語にいかがでしょうか？

農場の中で、いろんな生き物や、いろんな物たちが眠りにつこうとしています。
典型的なおやすみ絵本です。
詩が基になっているからか、詩情豊かな絵本です。
ありきたりの描写ではなく、ユニークなとらえかたをしているのが印象的です。
いつの間にか、眠くなってしまう、子守唄のような絵本です。