まず、題名からして変ですよね。お団子なのにパンだって。これはロシア(?)の話です。
おなかのすいた老夫婦が、粉箱をゴシゴシこすってやっと集めた小麦粉でパンを作りました。冷ましている間にパンは脱走。いろいろな動物に食べられそうになるのですが、そのたびにパンは元気に歌って逃げ出します。でも、最後はずるがしこいきつねにだまされてぱくりと食べられてしまいました。せっかくお爺さんとお婆さんがなけなしの粉で作ったパンなのに…。
子供に読み聞かせするときは、おだんごパンが歌を歌っているように自分流に節をつけて歌ってやりました。子供も大喜び。ちょっとしんどいのは歌がとても長くて大変かな。忙しいときは超スピードで歌うとそれもまた変化がついて面白かったです。
挿絵も派手過ぎない抑え目の絵でとても好きです。