おにたのぼうし」 みんなの声

おにたのぼうし 作:あまん きみこ
絵:岩崎 ちひろ
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,925
発行日:1969年7月
ISBN:9784591005293
評価スコア 4.69
評価ランキング 2,011
みんなの声 総数 57
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  • 読み終わっても、頭の中を駆け巡る?!

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子11歳、女の子9歳、女の子4歳

    節分のお話というと、まず浮かぶのがこの絵本です。
    何だかせつなくて、腑に落ちない終わり方なのに、ずっと忘れることができない、心に残る絵本です。

    いつも、このシーズンには出払っていて、図書館にないことが多いのですが、今年は運良く借りることができ、子どもたちに読んでやることができました。

    あまんきみこさんの美しい文章と、いわさきちひろさんの優しげな絵が、みごとに溶け合って、読んでる者にも聞いてる者にも、迫ってきます。

    おにたのつぶやきが、いつまでも耳から離れません。
    人間っておかしいな。鬼は悪いって決めているんだから。
    鬼にも色々あるのにな。人間も色々いるみたいに。

    本当の優しさって何だろう?読み終わっても、頭の中をぐるぐる駆け巡ります。
    せつないのに、自信を持っておすすめしたいのは、この辺にあります。

    ピーマン村シリーズの「おにはうち」と併せて読むと、節分や鬼について、会話が広がっていいと思います。

    投稿日:2005/01/18

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  • おにのなかにも、こんなにやさしいおにだっているんだ。病気のお母さんを看病する女の子とおにたの、ちょっとさびしい節分のお話。「節分」をテーマに本を選ぶ時は、まずこれが浮かびます。岩崎ちひろさんの絵が優しさに溢れています。

    投稿日:2002/07/17

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  • やさしい鬼は好きよ(子ども談)

    貧しくて豆まきが出来ない女の子と病気の母親がいる家で、豆をまかれると家を出ていかなければならないにも関わらず、女の子のために豆をあげるおにたを、子どもは「やさしい鬼さん」と呼びました。おにたが出ていってお話が終わってしまうので、寂しい気がしますが、かえって、子どもと相手を思いやる気持ちについて後の話を膨らませてやることが出きると思います。うちの家はお寺なので鬼の概念はある程度持っているので、お家が無くておにたが可哀想と言う娘に「やさしい気持ちで良い事をしたおにたは、お釈迦様のお家に行って、お釈迦様のお弟子さんになる勉強をしているよ」と言いました。お家が出来てよかったねと喜んでいました。恐い鬼は嫌いだけどやさしい鬼は好きよと娘は言いました。

    投稿日:2002/06/17

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  • やさしいおに

    • たまっこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子5歳、女の子2歳

    おにたはおにです。ある家に隠れてすんでいたら節分の日に豆をまかれおにたはそこの家を出なくてはならなくなりました。「おにだって人間と同じ悪いやつだけじゃなく、いろいろいるのに・・・」とおもいながら。次に住んだ家にお母さんを看病する女の子が住む家でした。女の子は豆をまきたいと思っていました。おにたはその子のためにまめを用意してあげるのでした。私はこの絵本の中の「にんげんはおかしいな。おにはわるいってきめているんだから。おににもいろいろあるのにな。にんげんにもいろいろあるみたいに」この文を初めて読んだとき「ドキッ」としました。我が家も「おにはそと」と平気で豆まきをしているからです。おにたの言うとおりおににも良い悪いがあるんですよね。

    投稿日:2002/06/11

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  • おにだって、いろいろあるのに・・・

    • かあぴいさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子11歳、女の子9歳

    私も小さい頃に持っていた絵本です。物置小屋に住む、くろおにのこどもの「おにた」は豆まきが始まったので、ひいらぎのかざっていない豆のにおいのしない家を探します。見つけた家は病気のおかあさんと女の子の住む貧しい家でした。おにたは女の子にごちそうを持っていってあげますが・・・豆まきをしないとおにが来て、おかあさんの病気が悪くなると思っている女の子と、気のいい恥ずかしがりやのおにた。最後の感じ方は、それぞれその年齢で違うようですが、我が家では今でも毎年節分の夜、豆まきの後にふたりの子供が読んでほしいと言います。今年も読みましたよ。

    投稿日:2002/06/01

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  • かわいい絵

    • モリヘイさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子3歳、男の子0歳

    まず絵が、いわさきちひろさんです。わたしはそれが理由で本を選んでしまいました。
    なんだか寂しい思いが残ったお話です。
    節分の日、鬼が豆まきをされてでていくのです。そして貧しくて豆まきの出来ない家にいきました。鬼はその家の子のためにいろいろします。でも病気のお母さんが良くなるようにその子は豆まきをするのです。
    鬼は出ていかなくてはなりません。
    ちょっと悲しい思いが残ります。息子も変な顔をしてました。
    はっきりとした感想はもてないようですが、なんだか寂しいという感覚はのっこったようです。
    でも親としてこのことをどうやって説明してあげればよいかちょっと困りました。この寂しい思いをうまく子供の心に納得のいくようなコメントがあったら参考にしたいです。

    投稿日:2002/05/19

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  • 胸がきゅん

     子供がちいさいころ、ちょうど節分の時に呼んで聞かせました。おにたのあったかい気持ちが最後の暖かいまめに表されていて、感動しました。その後の豆まきがいつもの年より「鬼は外」の声が小さくなったのは、子供達の優しさでしょう。

    投稿日:2002/04/10

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