「きゅっきゅっきゅっ」 みんなの声

二人の息子が１歳から２歳くらいの時に楽しみました。ここちよい響きのくり返しと、スープを飲んだりふいてもらったりというくらしの中でのできごとが、小さい子にもすっと入っていくようで、はじめから喜んで聞いてくれました。次男の時には長男（当時３歳）が読んで（？）くれたりもしました。実際に日常の食事のあとでも、「ふいてあげるね　きゅっきゅっきゅっ」といってふいてあげたり、ぬいぐるみにふいてあげるまねをしたり、絵本と日常生活との往復を楽しむこともできます。小さいお子さんにおすすめです！そういえば久しく読んでいませんでしたが、そろそろ三男に読んであげようかな・・・少し大きくなったお兄ちゃんたちの反応も楽しみです。

「これよんで」「え？どんな本なの（わくわく）？」そしてうちの２才の息子が持ってくる絵本といえば「のりもの図鑑」。たまには息子とファンタジーの世界に浸りたいものだと手に取った本がこの「きゅっきゅっきゅっ」です。この本は、今年６才になる長女がやはり２才の時によく読んでいた本で、懐かしさもあって半分強制的に息子にも読み始めました。
図鑑好きの息子のこと。どうせすぐに飽きるだろうと思ったら意外にもじっくりと見ている様子。読み終わると「もういっかい！」とアンコールがかかりました。うれしくて何回も読んであげていると今度は「おなじにして」と絵本に描かれているように手を拭いたり、足を拭いたりしてもらいたがります。くまちゃんのおなかにこぼれたスープを拭く場面で私が息子のおなかをくすぐるように拭くまねをするともう大喜びでまた「もういっかい！」
絵本の世界に浸ってくれた息子をうれしく思うのと、絵本一つでスキンシップがとれて、遊びも広がっていくのだと感じさせてくれた素敵な１冊です。
どこかの親子が私たちのようにゲラゲラ笑いながらこの本を読んでくれたらいいなと思います。

うちの子は２歳５ヶ月にして、めぐりあえた絵本です。
とくに、くまさんの足をふいてあげるところは最高に喜んでいます。小さい子はなぜか、「くすぐったい」という言葉をこちょこちょされているように感じるのでしょうか。
何回も読んであげているうちに、ねずみさん、うさぎさん、くまさん…のページになる前から私と反対の方向に、足が逃げ出す準備をはじめているのです。
林明子さんの絵は、「おでかけのまえに」でも知っていましたが、赤ちゃんの最高にかわいいほっぺや、ぷくぷくした手足などが絶品です。　

赤い色の多い絵本ですが、きつい赤ではなくなぜかとても心があたたまるようなやわらかい赤い色の絵本です。
みんなで一緒にごはんを食べる喜びと、こぼしちゃった時に拭いてあげる優しさがとても伝わってきます。
「ふいてあげるね」のところで、私が子供達を拭いてあげたり、お兄ちゃんが妹や私を拭いてくれたりと「拭きごっこ」が始まります。
お兄ちゃんは足を拭いてもらうのが嬉しいらしく楽しみに待っています。
お兄ちゃんは、妹がくしゃみをしたりよだれを出したりすると「拭いてあげるね〜　きゅっきゅっきゅ！」と言いながら拭いてくれます。
楽しくて、優しい気持ちになれる１冊だと思います。

子供と動物達がスープを食べると色々な所にこぼしてしまいます。
それを子供（男の子かな？）が「きゅっきゅっきゅっ」と拭いてあげます。
最後にはその子がお口の周りをお母さんに拭いてもらうという解かりやすい内容です。
自分のことを見ているような気がするのか娘も楽しそうに読んでいます。

離乳食を食べ始めた頃、口の周りを拭くのをとても嫌がり苦労したのを思い出してしまいました。
もう少し早くこの本を読んであげてたらちょっとは違ったのかも・・・。

子供を育てた経験のある方なら、誰でもうんうん。って、思う赤ちゃんの仕草が、林さんの手でとっても可愛く描かれています。
お食事をして、まだ小さい赤ちゃんはあっち、こっちにこぼしてしまう。
それを一生懸命拭いている姿が、また愛おしい。
とっても可愛い絵本です。

あかちゃんが、スープをこぼしたぬいぐるみの動物たちを「きゅっきゅっきゅっ」とふいてあげる動作がとてもかわいいです。
最後は、おくちのまわりについたスープをママにふいてもらってごちそうさまをするところなど、身近なやりとりがほほえましいです。
娘と一緒に読みながらねずみさんが、おなかにこぼしたところでは娘のおなかを。くまさんが、あんよにこぼしたところでは娘のあんよをそれぞれ、「きゅっきゅっきゅっ」とガーゼでふいてあげながら絵本のまねをすると、とても喜んでいました。そのうちにそのページにくると、自らあんよを出すように。「きゅっきゅっきゅっ」をあんよをこちょこちょされるのがくすぐったいのか、うれしいようです。

赤ちゃんとぬいぐるみの動物たちがスープを飲みます。「いただきまーす」。動物たちが次々とスープをこぼし、赤ちゃんが拭いてあげます。「きゅっきゅっきゅっ」。赤ちゃんの口のまわりはスープでいっぱい。今度はママが拭いてあげます。「きゅっきゅっきゅっ」。「ごちそうさま」。
赤ちゃんって、大人の真似をよくします。うちの娘はすぐ下に弟がいたこともあり、１歳半頃から特定の人形を赤ちゃん代わりにして、私が息子に施すこととまったく同じことをその人形にしてあげていました。抱っこ、ミルク、着替え、食事・・・　まだまだ小さかったけれど、人形にとって娘はお姉さんであり、お母さんでありました。何だかそんなことを思い出させる作品でした。
林明子さんの描写は本当に的確で、いつもながらに驚かされます。表情や仕草や態度など、自分たちの子供をみているようですよ。

娘たちが大好きな林明子さんの赤ちゃん絵本です。
図書館でパラパラっとめくってみて、次女にも少し幼すぎるかなと思ったのですが、試しに借りてみました。
そしたら、想像以上の反応で、何度も繰り返し読まされ、すぐ自分でも覚えてしまい、「ふいてあげるね　きゅっきゅっきゅっ」とペ−ジをめくりながら読んでくれます。その読み方がなんともかわいらしくて・・・（親バカです！）。
ついつい、年齢より少し上の子向きの本を手にしがちですが、年相応あるいは、やや幼いかなと思うくらいの絵本でも、充分楽しめるものがあることに改めて気付かされた１冊です。

　生後３ヶ月の時ふらりと寄った図書館の赤ちゃんコーナーで見つけました。ふしぎとこの絵本を見せるとほほえむのです。何度も借り直しましたがもう自分のものだと思ってかみかみしようとしたので購入しました。
　動物さんの手や足やおなかについたすーぷを女の子がやさしくふくシーンでは「お手手ふいてあげてるね、やさしいね、○○ちゃんのお手手はここよ」と娘の手や足ををさわりながら、きゅっきゅっきゅっという響きに声の高低に変化をつけて読んであげたり、女の子が口のまわりにスープをお母さんがふいてあげているところでは「○○ちゃん（娘の名）のおくちのまわりはママが拭くよ！きゅっきゅっきゅっ」と言いながら口に触れると本当にうれしそう。離乳食を食べているときも「きゅっきゅっきゅっ」といいながら拭いてあげています。
　今娘は７ヶ月ですが、読んでほしくて自分で私のところへもってくるんですよ。
　かわいらしい表情の登場人物、単純なストーリー展開。それがかえって読んでいると想像をふくらませてくれ、娘とのコミュニケーションを深めてくれています。
　ファーストブックにおすすめです！（個人的にですが。）私にとってもずっと思い出に残る絵本になると思います。