世の中がわけのわからないことになってくると、絵本さえも異世界として、こわくなってしまう、そんな時、この絵本を手にしました。
雨の話も、傘の話も、長靴の話も、もう出尽くしている中の、あえてのこの題材。特別かわったことがあるわけではないのですが、今まで読んだ、どの雨降り話よりも、過不足無くまっすぐに心の中に入ってきて、
ほっとしました。
ながぐつくんとあまがさちゃんのように、一緒にいるべきパートナーが、一緒にいると嬉しい風景の中で、響き合いながら暮らしてる、そうすると、あーあということが起きても、思いがけない虹が見られるような明日がやってくる。そんな普通がいとおしくなります。