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宮沢賢治の絵本 いちょうの実」 9歳のお子さんに読んだ みんなの声

宮沢賢治の絵本 いちょうの実 作:宮沢 賢治
絵:及川 賢治
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2008年10月
ISBN:9784895881197
評価スコア 4.45
評価ランキング 10,991
みんなの声 総数 37
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9歳のお子さんに読んだ みんなの声から

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  • 希望に満ちた清々しいお話

    これから旅立ちを迎える子ども達の思いが、いっぱい詰まった作品でした。

    踏み出す一歩への不安、まだ見ぬ世界への期待感、大切な家族へ言い残したことはないか、持っていくものの準備は万端か…。
    どの子の思いも、初々しくて共感できるものばかりでした。

    お母さんのセリフはひと言もないのだけれど、その様子だけで母心が伝わってくるところも、素晴らしいなって思いました。

    深いけれど難しいと感じるものが多い宮沢作品ですが、この作品はとても読み易く、且つ、希望に満ちた清々しいお話でした。

    人生の節目に贈りたい一冊です。

    投稿日:2015/10/08

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  • 黄金色の子供たち 受賞レビュー

    一読して、イチョウの実の子供たちと、イチョウの木のお母さんの、様々な思いが胸にあふれるようでした。
    新しい旅立ちへの不安と希望、喜びと悲しみ、優しさとせつなさ・・・
    こんな思いを抱きながら、賢治はイチョウの木を見上げていたのでしょうか。

    千人の子供たちは、千通りの思いを抱いて、やがて旅立ちます。
    まぶしい朝日を受けて、輝きながら一度に飛び出していく場面がとても印象的でした。

    賢治の文章は本当に独特で、大好きです。
    自然描写も透き通るほど美しい。
    中でも、イチョウの葉をお母さんの黄金の髪の毛に見立てるなんて素敵です。
    イチョウには雌雄があって、実を付けるのは雌の木だけ。だから「お母さん」なんですね。

    そして、及川賢治さんの挿絵もとても可愛らしくていいなと思いました。
    小さなまぁるい、黄色の頭をした沢山のかわいいイチョウの実たち。
    夜のモノトーンの色彩の中で、イチョウの実と、光り輝く太陽の黄色が効果的に使われていて、とても素敵な絵本だと思いました。

    投稿日:2014/06/24

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  • こころでよむ 受賞レビュー

    初めて読んだときは25歳くらいで、宮沢賢治の短編集でした。電車の中で涙を隠して読んだのを覚えています。宮沢賢治の作品で1番好きなお話でした。40歳で絵本を見つけてとても嬉しかったです。そしてやっぱり心もまぶたもじーんと熱くなりました。
    一本のいちょうの木のお母さんとたくさんのぎんなんの子どもたち。旅立ちという別れが優しく、悲しく、いとおしくかかれています。
    ぎんなんの子どもたちはお母さんを安心させるために支度をせっせとします。お互いの持ち物や服装、気持ち、を思いやり、いたわりあい、励ましあって時を待ちます。
    ひとつぶのこどもは旅立ったら王様になりお母さんと兄弟を迎えに来ると語り、もうひとつぶはカラスに乗って旅をすると夢を語ります。
    いろいろ語り合う子供たちに反し、始めから最後までいちょうのお母さんの言葉は一言もありません。しかし子どもたちの会話から、成長した子どもを嬉しく誇りに思い、旅立つ行く末を心配し、別れを心の奥底から悲しんでいることがわかります。「母」というしんの強さ、愛情の深さ、慈しみのあたたかさが伝わってくる短い文章も印象的です。
    いちょうからぎんなんが落ちるというほんのなんでもない自然のことが、透き通ったなにかの食べ物を食べた賢治さんだから感じれたことに思えてなりません。
    目に見えない大切なものを子どもと感じれるようこれからも絵本を読んでいきたいです。

    投稿日:2014/06/14

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  • ぎんなんたちの会話

     いまの季節にぴったりの絵本でした。
     ぎんなんの旅立ちのドラマです。とびたつ前の不安と期待が、よくわかります。
     ぎんなんの旅立ちを助ける、北風と太陽の顔がいい感じです。

     「おかあさんを悪く思っちゃ、すまないよ」
     「どうしても見つけないと、いけなくてよ」
    なんていう言葉も、ほんわかしていいです。
     ぎんなんたちは、本当にこんな会話をしているのかもしれないなと楽しくなりました。

    投稿日:2010/10/20

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