「おしりたんてい」 大人が読んだ みんなの声

子犬のブラウンと共に事件を解決する、有名な探偵の物語。
温かい飲み物と甘いお菓子を好み、冷静沈着、ＩＱ1104の頭脳を生かし、執念深く任務を完遂させる。電話による依頼で、現場に直行。読者を巻き込んで犯人探しが始まる。

書店で平積み、知人の勧めなどあり、以前から読んでみたかった作品。このシリーズで人気作家となった作者たちの記念すべき第1弾。明るくかわいく、少々レトロな絵柄は、シャーロックホームズなどの往年の探偵者を想像させる楽しい雰囲気だ。
読者も犯人探しを手伝えるように、ゲームやクイズなども組み込まれ、飽きさせない。

画面のあちこちにいろんな面白い仕掛けがあり、脇役たちの動きも見逃せない。どこを見ても楽しい絵本だ。

おしりが主人公というユニークさは世界でも稀だろうか。八百屋で桃を見るたびに思い出しそうな、艶のあるいい肌をした育ちも栄養状況もよさそうな素晴らしいお尻である。最近、道を歩いていて、ぷりぷりして大胆不敵な見事なお尻を見た。お尻というのは、失礼とわかっていてもついついじっと見てしまう不思議な魅力がある。お尻は今後の動きに目が離せない。

おしりたんていを初めて知ったときは、おしり？！と思いましたが、子どもの好きな「おしり」「なぞとき」が合わさって楽しめるキャラクターですね。子どもたちがこんなに好きだとは思いませんでしたが、読んでみると大人もはまって楽しんで読むことができました。

この絵本の主人公は、タイトルのとおりにおしりたんてい。
一本の電話を受けて、相棒の犬、ブラウンとともに調査に向かいます。
ページをめくるごとに謎があるので、推理をしながらじっくりと読むことができます。読んでいくうちに、自分自身が主人公のおしりたんていになったような気持ちになれます。
そしてクライマックス。
このクライマックスのページだけとてもリアルな描写になっているので、少し笑えます。お話に入り込んでいるお子さんが、大きな声で笑いそうです。

どちらかというと、漫画寄りの絵本かとは思いますが
コミカルで面白いです。
読者が推理をする絵本なので、自分で文字の読めるようになった年齢のお子さん向けかとは思いますが、
兄弟で楽しむこともできそうです。
書店では、人気の絵本として並べられていました。

おしりたんていの顔は、どう見えてもおしりそのもので、おしりに見えてしまって気になってしまいます。名探偵ですが、私は、謎解きが気になったりするのですが、あんまり考えないで答えばかり知りたがってしまうから、なぞなぞも苦手でした。必殺方が、読んでいても臭ってきそうでした（笑）犯人が気絶するほどですから、絵本でよかったとおもいました（笑）

何と何とこれは遊べる絵本ではないですか！今現在、間違い探しが楽しくて仕方が無い3歳の我が子に非常にピッタリの絵本です。キャラクターの可愛さも手伝って、このシリーズはちょっと揃えたい気になりました。尻だけに。