「ベルナルさんのぼうし」 大人が読んだ みんなの声

いつも一人ぼっちでいたベルナルさん。一人は気楽かもしれないけれど、友達がいるとやっぱり楽しい。大切なことに気が付けて良かった☆
友達を心配する優しい気持ちのベルナルさんに、素敵な訪れがあって嬉しく思いました♪

とってもステキなお話です。ひとりぼっちのくまのベルナルさん。ひとりでもへっちゃらだったはずが、友だちが出来て…
柔らかで繊細な絵がお話にピッタリです！ベルナルさんの表情が何とも言えなくて心がぐっと引き込まれました。
友だちのことを思いながら冬眠するベルナルさんが何とも愛らしくて大好きになりました♪

いまいあやのさんのイラストが，実にお洒落で魅力的な絵本でした。
そして，絵本の醍醐味ともいえる不思議なお話にどんどん引き込まれ，ベルナルさんの心情の変化もよく伝わってきて共感しながら最後まで読みました。
「得たことの喜び」「失ったことの寂しさ」「待つ不安と期待」，様々な心情がよく描かれていて，これらは環境や状況は違えど誰もが感じることのある気持ちなのが，読み手に共感を与えるのだと思いました。
最後はまた不思議なことが！とっても素敵な不思議なことで，嬉しい気持ちになりました。
未来は明るく希望にあふれているのかも〜そんなふうに微笑ましい余韻の残る絵本でした。

ゆったりとして、心がじーんとして、温かい気持ちになるお話でした。
絵はおしゃれで、大人っぽい感じです。
途中、帽子のてっぺんにコウノトリが巣を作っていたけど、どうなったのかな？と思いました。
最後の場面が、春らしくて好きです。

前から気になっていたけどなかなか読めずにいました。

ベルナルさんの年齢の感じから大人お年寄りの方に読むのもいいのかなと思いました。
なかなか集団の中に入るのも疲れるしめんどうだしと思っているような方が何かちょっとした寄り合いに参加して仲間を見つけるきっかけになるよなお話だなと思いました。

自分ひとりでいる方が気が楽だし、なんていいながらやっぱりお茶飲み友達が欲しい物です。ベルナルさんは冬眠しているうちにまた仲間が戻ってきてくれて本当によかったです。実際はそう簡単にはいかないかもしれませんが、いつまでもいい仲間に囲まれていられたらいいなぁと思いました。

絵もとても優しくて素敵だなと思いました。

一羽の小鳥が庭にきただけでもうれしいのに、表紙のような状況になれば、どれほど、嬉しくて楽しいことでしょう！
しかし、冬になり鳥はたびだってしまいます。とりのこされたベルナルさんに心配しつつページをめくっていけば……。まっていたのは、あったかい春！ベルナルさんとともに、幸福感でいっぱいになりました。
おしゃれな帽子は数ありますが、これほど幸せなぼうしは見たことがありません。自分にとってのベルナルさんのぼうし、見つけだしたいと思います。　

美しい絵を見てるとうっとりして，心地よい気分で読める絵本でした．表紙を見て，なんでこんな長くて特徴的な帽子をかぶってるんだろうと不思議に思ったけれど，これはベルナルさんの優しさの表れでした．春になってベルナルさんが冬眠から覚めたら，帽子は小鳥達がいっぱい集まる大きな木になっていたという展開がすごく素敵だなと思いました．これからも小鳥たちとそばにいれてベルナルさんもきっと喜んでいることでしょう．

友達もいっしょに暮らす家族もおらず、ひとりぼっちのベルナルさん。ベルナルさんはひとりを気楽でいいと思っていますが、友達ができたことで孤独を知ります。
人それぞれですが私はなんでもないよりあったほうがいいなと単純に思います。
それにしてもベルナルさんの帽子すごいなー。

誰に遠慮もいらないし
好きなことを好きなようにやって過ごせるし
ひとりって気軽で好き―と私も思っています。
でも、ときには
誰かと同じものを見て笑いたい。
大勢で同じ歌を歌いたい。
それがどんなに楽しいか知っているから。

ベルナルさんの中にも
きっと両方の思いが住んでいたんじゃないかと思います。
後者にはまだ気づいていなかっただけで。
それが鳥たちには、わかったのかもしれません。
鳥たちのほうが先にベルナルさんと仲良しになりたいなと思ったのかな。

「ぜんぜん心配なんかしてないぞ」って
毎日外をながめているベルナルさんが好きだな〜。

大人でもとても満足できるシックで優しいトーンの世界がぐいぐい引き込まれました。何度も、じっくり見入ってしまいます。帽子がどんどん高くなって．．．着眼点、ストーリー展開も他にはない魅力が溢れていました。