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しばわんこの和の行事えほん(白泉社)

お正月、節分、夏祭り...季節に縁のある遊びに触れながら、親子で楽しめる日本の行事をご紹介。

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白井音子

その他の方・60代・新潟県

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白井音子さんの声

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自信を持っておすすめしたい 喜びが喜びに  投稿日:2023/03/09
ありがとう なかよし
ありがとう なかよし 作: しもかわら ゆみ
出版社: 講談社
繊細で写実的な絵
それもねずみととかげです。
にもかかわらず、なんて愛らしい!
びっくりしたとかげくんのしっぽがジグザグで愉快だし
蜜をチューっと吸うねずみくんの口元がキュートです。

そしておはなし。
誰かが嬉しいと自分も嬉しいって
私は母になって知りました。
それまでは誰かの喜びをともに喜びながら
どこか羨んでいたように思うのです。
けれど、子どもが嬉しいと文句なく私も嬉しかった。
ねずみくんととかげくんは
ちょっと考えながらそんな気持ちに気付いてハッピー。
そんな気持ちになれるのが「なかよし」なんだね。

ふたりが手をつなぎ花舞うページは
なんともあたたかな気持ちになって
ふたりと同じように目を細めてしまいました。

ふたりともしっぽに結んだ赤いお花が
おにあいです。
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ふつうだと思う 愉快な表情にプッ  投稿日:2022/10/16
とんかつの ぼうけん
とんかつの ぼうけん 作: 塚本 やすし
出版社: ポプラ社
愉快なとんかつ君の表情がたまらないです。

「うん?」片目だけ開けて、それも三白眼。
カレーをなめて汗・汗・涙。
定食やのおばちゃんの包丁にひきつる目と口。
こっくりこっくり眠さでとろけそうな半目
ふわふわのお布団の上「あー至福の時」。

今後、とんかつを食べる時には
そこに、この目や口がうかんじゃいそうです。

裏表紙…おいおい、ここからも逃げるのかい!?
あれだけ気持ちよさそうな顔してたじゃない?
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なかなかよいと思う ベビーチェアまで  投稿日:2022/08/30
スタコラサッサ
スタコラサッサ 作: 花山 かずみ
出版社: こぐま社
たこさんウインナーは
さすがにフォークからぽとんと落っこちたのでしょう。
「ぼく」も気づいていないようで
足もあるからスタコラサッサ。
トマトも手からコロンと落っこちたのでしょう。
でも、おにぎりからは
スタコラサッサを期待してぜったいに故意。
お豆に至っては
「おっこちて」じゃなく「ばらまいて」。
このあたりになるともう「ぼく」の目がわるそ〜。
ウインナーを先頭に
スタコラサと駆けるみんなの楽しそうなことといったら。
「えっ、君も来たの!?」って
ベビーチェアとスタイを振り返ってる横目がたまりません。
裏表紙ではチェアのパンダが手を振るサービス付きです。
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なかなかよいと思う それは名案でした  投稿日:2022/08/17
おまめがっこう だいずぐみ
おまめがっこう だいずぐみ 作・絵: よこみち けいこ
出版社: ニコモ
私の高校時代からの友人のニックネームは「まめぞう」。
だいずぐみの一員に「まめぞうくん」を見つけて
「おっ!」と嬉しくなる。

みんなの卒業後の展望に
大豆製品の巾の広さを再認識。
女性ホルモンの減少に歯止めがかからないお年頃の私には
大豆イソフラボンは応援団だから
摂取の参考になりました。

まめたくんが思いを訴えるページの絵が
畑で目にするそのまんまです。
大豆はこんなふうに枯れてカサコソ カラカラ プクンとなる。

だいずぐみの面々、
みんないっしょになれるおいしいもの
よく考えついたよね。
あーこれも大豆からできてた、そうだった!
毎日みんなが使うし
煮物も焼き魚もおひたしも卵かけごはんも
これがなくちゃ始まらない。
たったひとりで初志貫徹したまめこさんには、拍手!

おまめがっこうには
「あずきぐみ」や「えんどうぐみ」もあって
卒業を前に
「私は羊羹になりたいわ」「僕はおかゆになりたいな」
とかなんとか学級会が開かれているのかな。
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自信を持っておすすめしたい 戦争の狂気を覆すもの  投稿日:2022/07/06
戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス休戦
戦争をやめた人たち 1914年のクリスマス休戦 作・絵: 鈴木 まもる
出版社: あすなろ書房
ためしよみをさせていただいたのが
ちょうど『同志少女よ敵を撃て』を読み終え
主人公セラフィマが撃たんとしたのは
国家というより女性の尊厳を冒す戦争の狂気だったのではないかと感じた直後でした。

殺人は悪 誰もがあたりまえに思うことが
殺さなければ殺されてしまう戦時下では
よしとされてしまう…まさに狂気。
けれども人としてそれまで生きてきた中で培われた正しさ、やさしさ、思いやり。
それがクリスマスソングを耳にし、歌うことでわき上がってきたのでしょう。
言葉は通じなくてもメロディーは共有できるから
大切な日を共に祝い、大切な人との思い出を交換しあい
両軍は戦争をやめた。
もともとこの兵士たちは‘殺し合い’は嫌だったのかもしれません。

『せんろはつづく』では、かわいらしい絵面の鈴木まもるさんの絵がリアルで
それが実話に基づいていることを裏付けするようでした。

やがて8月が来ます。
かつての日本を想うとともに
ウクライナ、ロシア両国民の心の安寧を祈りたいです。
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ふつうだと思う さみしさとのつきあいかた  投稿日:2021/09/17
街どろぼう
街どろぼう 作: junaida
出版社: 福音館書店
「ふたりでいるのにひとりぼっちだった」
「一緒にいても淋しかった」
芸能人の離婚会見で耳にするそんな言葉がうかんできました。

先日読んだ寺地はるなさんの『雨夜の星たち』にこんな一節
「友だちがいないのはさびしいことである。一般的にはそういわれている。人格に問題があるかのようにようにあつかわれることもある。問題は友だちの有無ではなく、さびしさとのつきあいかたではないだろうか。」

おおぜいに囲まれてどんなににぎやかでも
さみしいこともあるし
傍にいる人がたったひとりでも、何も言わなくても
さみしさが和らぐこともあるでしょう。
心がその人に向いていれば。

のこされていた少年とずっと仲良く暮らすくことが
巨人のさびしさとのつきあいかただったのだと思います。
そしてそれは、少年にとっても。
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なかなかよいと思う あの頃の花が  投稿日:2021/08/26
五助じいさんのキツネ
五助じいさんのキツネ 作・絵: 馬場 のぼる
出版社: こぐま社
5匹のキツネたちは
どんな人間に化けたかったかといえば
県庁のお役人さん。
けれどコンコンがなりたかった人間は
もしかしたら五助じいさんだったのかな?
毎日「タポンタポン」を聞きながら
じいさんの後をついていったコンコンの目の前には
いつもいつも水筒代わりの湯たんぽがあったから
湯たんぽが五助じいさんそのものに思えたのかな?
おかげでご隠居さまのひざでコンコンもぬくぬく。
じいさんもいい心持ちになれて、めでたしめでたし。

さて、このお話、頁を繰るごとに郷愁が漂います。
ストーリーも昔話風な素朴さとあたたかみにあふれているのですが
描かれている草花が
私が子供の頃、道端や社宅のどこの家の庭にも咲いていた花ばかり。
小屋の前に咲くのは、ぎぼうしかな?紫蘭かな?
切り株の前には丘虎の尾。
我が家の隣の空き地には一面月見草が咲いていたし、
お地蔵さんの周りのイヌタデや
掲示板の足元のアザミ。
ご隠居さまの家には鶏頭や立葵、松葉牡丹。
おしゃれな片仮名の名前の花じゃなく
植えるともなく咲いていた花たち。
なんとも懐かしくあったかい。
コンコンの湯たんぽのほっかほかも
こんな感じだったのかな?
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なかなかよいと思う プレゼントしていただき、ありがとうございました  投稿日:2021/08/20
うさこちゃんとうみ
うさこちゃんとうみ 作・絵: ディック・ブルーナ
訳: いしい ももこ

出版社: 福音館書店
子どもたちが幼い頃
ガーゼハンカチやお昼寝枕のタオル、お茶碗…
みんなミッフィーちゃんで揃えていました。
それくらいお気に入りだったのに
絵本を読んだのは恥ずかしながら
今回キャンペーンでプレゼントしていただいて初めて。

以前、読み聞かせ講座で先生が
「赤ちゃんはいつもお母さんを見ているから
正面顔しか認識できず、
横顔の絵は、目が一つしかないと不思議に思う
それをよく知っているのがブルーナさん。
ブルーナさんの絵本の登場人物はいつも正面をむいている」
そんなふうに話されていたのを思い出しながら読みました。
なんとわかりやすい絵なのでしょう。
余計なものを全部削ぎ落とした究極の絵だと感じました。

お父さんって、「ふわふわさん」だったんだ!?
うさこちゃんたら海水パンツで泳いじゃうんだ!?
父子は口元で区別できるんだ!
ふわふわさんの水着のキュートなこと!
「まだくたびれない」って言ってたうさこちゃん
帰りの車で居眠り
頭の傾きが快い疲れを伝えてくれました。

かわいらしい大きさで
お出かけにもカバンにひょいと入れて連れていけますね。
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自信を持っておすすめしたい 守り守られて残る  投稿日:2021/08/09
ならの大仏さま
ならの大仏さま 文・絵: 加古 里子
出版社: 復刊ドットコム
コロナ禍、近年続く自然災害、近隣国との軋轢…
聖武天皇が憂えた危機感も
こんなふうであったのだろうかと想像します。

今日でさえ
大きな橋や超高層ビルを見ると
どうやって造るのだろうと感心しますが
コンピュータも重機もなかった天平のむかしに
よくもまあこんなに大きな仏像を!
と感嘆せずにはいられません。

君麻呂という偉大な設計者がいたこと
周りに土を積み上げ炉を移動しながら青銅を流し込んだり
頭部と手は別に作って鋳カラクリ法でつなげたこと等々
「なるほどそうやって」と頷くことばかり。

日本史の教科書には
743年大仏造立の詔が出され
752年に開眼供養の儀式が行われたことのみ載っていましたが
その後、頭がとれたり、大仏殿が焼失したり
修復や修理、再建を繰り返して
現在に至っていたのだと知りました。
建立されてから1300年もの間かわらず
人々を守ってくださってきたということであり
大仏さまもまた人々によって守られてきたのですね。

青春時代、一目惚れした仏像があります。
深い黒、限りなく慈愛に満ちたお顔―中宮寺の弥勒様。
吸い込まれそうになった記憶があります。
半世紀が過ぎ、親友から
その弥勒様に魅せられたと先日、便りが届きました。
私が出会った50年前からずっと同じ姿で私達を包んでくれていたのだ、いや実は50年どころか飛鳥時代からずっと人々の心を救ってきたのだと思い至りました。
そして私達がいなくなってからもかわらずに人々を癒し続けるのだと。
だから『ならの大仏さま』の中の
「大仏建立に関わりをもった人はつぎつぎに歴史から消えてゆきましたが、大仏は残ります。」の一節に感じるものがありました。
消えてはゆきますが、関わりをもった人々(許されるなら私達のように建立、造営に携わらなくとも心惹かれた人も含め)の思いも
残る大仏とともにあると信じたいです。
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なかなかよいと思う なつかしさと新鮮さと  投稿日:2021/06/19
さるじぞう 山形県の昔話
さるじぞう 山形県の昔話 作: 大黒 みほ
絵: 斎藤 隆夫

出版社: あすなろ書房
このお話を読んだのは小学生の頃。
けっこうな厚さの昔話集の中に収められていて
カット程度の挿絵があるだけで。
それでも
♪さるのおしりはぬらしても じぞうのおしりはぬらすなよ♪は
囃子言葉のようなリズムで頭の中で広がって残り
私を愉快な気分にさせたのでした。

そうして今、こんなに楽しい絵で読めるなんて!
あの『かえるをのんだととさん』の斎藤隆夫さん
昔話にぴったりです。
おじいさんのなんと人のよさそうなこと!
さるたちは好奇心丸出しの表情。
神妙な顔で拝んでいたり
手に手に供える花を持っていたり
なかなか信心深そう。

だから、となりのじさまを川に放り込んだのも
怒ったというよりびっくりしたんでしょう?きっと。
はやしうたがおかしくて吹き出してしまったとなりのじさまも
よくある「となりの欲張りじいさん」とはちょっとちがって
憎めません。

あの昔話集を読んだ子供の頃を懐かしみながら
味のある絵にページの中、新鮮な風が吹きました。
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