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クリスマスイヴの木」 なみ@えほんさんの声

クリスマスイヴの木 文:デリア・ハディ
絵:エミリー・サットン
訳:三原 泉
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2015年11月01日
ISBN:9784776407195
評価スコア 4.38
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みんなの声 総数 7
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  •  大きく育つことができなかったモミの木は、クリスマスツリーとして買われることなく、お店の人に捨てられそうに・・・。その時、そこに居合わせた男の子が、そのモミの木を貰って、橋の下に帰っていきます。

     モミの木は ろうそくを飾ってもらい、橋の下で暮らす人たちや、通りがかりの人たちと一緒にクリスマスを祝います。モミの木は幸せで一杯!そして、幸運はまだまだ続きます。普通のクリスマスツリーがやがて燃やされてしまう中、この木は公園に植えられ、大きな木に育つのです。

     一見、不幸に思えることがあっても、思いがけない偶然が重なって、物事が好転していくことがあるのだなぁ〜と嬉しくなりますが、最初 読んだとき、男の子のことが気になって仕方がありませんでした。小さな可愛い男の子が、たった一人で、橋の下でホームレスの暮らしをしているのです。町は落ち着き、華やかなのに、そんな中、なぜ? モミの木は幸せになったけれど、男の子はこれでいいの?と。

     とても素敵な絵本なのに、作者は なぜ あえてこの設定にしたのだろう?と、心底嬉しい気持ちにはなれなくて、もやもやしていましたが、再度、よくよく最後のページをみると、「もしかしたら、モミの木を見上げているこの男の人は・・・!?」と思うようになりました。

     「こんな日がくるとはねえ・・・・・・」というモミの木の言葉。それは、自分のことだけでなく、あの男の子のことでもあるのではないでしょうか?そうだと信じたい、いいえ、きっとそうに違いない!と思います。

     おしゃれで温かみのある素敵な絵によるクリスマスの絵本です。

    投稿日:2016/04/21

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