どんどんと大きくなっていく主人公のペットの様子に息をのみました。逞しくはなっていくが優しさを忘れないでほしいなと願いながら読みました。絵もとても独特でした。冬に備えて食料を取りに出かける主人公らはとても仲がいいなと思いました。ペットに全部といっていいほど食料を食べられても腹を立てない主人公は本当に愛しているからだと思いました。真っ赤な気をつけた林檎の木のシーンが大好きです。見応えがありました。一番好きなのは最後に家の前に沢山の木が生えている場面です。主人公と竜の子の冒険をして勝ち取った絆の証しの象徴の様に思えるからです。優しい絵本でした。