同じ市内で読み聞かせ(読み語り)をしているお母さんに教えていただいて、3年生のお教室で読んでみました。
最初にサルが海で釣りをしたことで、物語は始まります。サルの釣り針にうっかり引っかかってしまった魚(最初はタイだったかな?)が、つられまいと仲間を呼び、サルはサルで、海に引っ張られまいと陸の仲間を呼び…。そうこうしているうちに陸側の生き物と海側の生き物たちの綱引き状態になり…。
どんどんお互いの生息地の仲間が増えていくところが、何より見物です。最後はうまいこと引き分けるのですが、昔話などによく使われる言葉とともに現れる「彼」の仕事がすばらしかったです!
子どもたちにも大変好評でした。
残念ながらこの絵本は、少し前の月刊絵本雑誌で、現在は図書館でもなかなかお目にかかれない幻の絵本となっているので、ぜひ、復刻版が出てほしいです。