一羽のちょっと怖がり?慎重派?のヒヨドリが、様々な体験を
しながら上手に飛べるようになっていく成長物語。
いくつかの困難に負けずに一生懸命頑張る姿に、ドキドキハラ
ハラしつつ「ガンバレ〜!」と声援を送りたくなるような
素敵なお話です。つかれて動けなくなってしまったピピが
「みんながそうしていたように私も呼んでみればいいのだ!」
と気づきもうひと頑張りして、その声にお父さんが気づいて
くれるシーンには、読み進めている私自身がジーンときて
しまいました。
パッと見地味な作品かもしれませんが、できるだけ多くの方に
出会ってほしい一冊です。