『氷河鼠の毛皮』。
タイトルを読めませんでした。表紙の絵に白くまらしき動物が描かれているので「氷・河鼠」だと思い込んだからです。本文を読んで「ひょうがねずみ」だとわかりました。
12月26日、イーハトヴからベーリングに向かう列車で起きたお話です。夜の暗さ、切るような寒さ、清浄な空気、それとは対照的な列車の中の明かり、湿気て少しよどんでいるような温かさ、一つの車両に乗り合わせた人たちの雰囲気…そういう感じが、とてもリアルに伝わってきました。
お話が分かりやすく、絵も素敵です。クライマックスのページには目を奪われました。
ところで、氷河鼠。
どんな生き物か調べてみてたら、楽しい驚きでした。