
マーリーはある日突然、本当の両親のことを知らされる。血のつながりだけが親子ではないことにマーリーが気づくまでの成長を描く。

思春期の女の子が、今まで親だと思って育ってきた両親が実の親ではないと知ったら、どんな気持ちになるのでしょう。
それも、ちゃんとした説明ではなくて、家族のほころびのようにして、知り得た事だったら。
重いテーマですが、深刻に描かれていないところが良かったです。
「天国」という地名も設定として良かったのではないかと思います。
それにしても教会の放火焼失があったり、ドラマチックな展開が、本筋を深刻にしていないところに感心しました。
本当の母親の死と向き合い、本当の父親と再会するところで物語は終わります。
でも、主人公は乗り越えて行くのでしょうね。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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