
のびやかなすべり、見る人をとりこにする演技、迫力あるジャンプ——。オリンピックという大舞台で、羽生結弦(はにゅうゆづる)ははなやかに、そして力強く舞(ま)い、頂点(ちょうてん)に立った。日本人男子のフィギュアスケートで初めての金メダルだ。お姉ちゃんについてスケートをはじめたのは4才。「やめたいの壁」やリンクの閉鎖(へいさ)、震災もあったけれど、一歩一歩進みつづけた。「練習はきらい、試合は大好き!」だった男の子が世界でかがやくまでの物語。

8歳の息子がファンなので、お互い読みました。
環境に恵まれ、子供らしい羽生選手に微笑ましく読んでいた前半と、震災という大きな環境の変化や、新たな挑戦、自ら決断し新天地での日々、怪我など胸を打たれた後半。感動しました。彼は才能は勿論のこと、努力の人なのだと改めて感じましたし、平昌を前にして、ソチまでの羽生選手を振り返れてとても良かったです。
羽生選手の強さや格好良さ、魅力がどのように培われたのかとてもよく分かりました。 (lunaさん 30代・ママ 男の子8歳)
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