
あ、大好きなくまさん。 あれれ? くまさんのおとなりに誰かいるみたい。
「くまさん くまさん くまさんの おとなりさんは だあれ?」
ピンクのお耳がちょっと見えてるね。 答えは……ページをめくればわかるよ。 うさぎさん。リボンが可愛い!
「うさぎさん うさぎさん うさぎさんの おとなりさんは だあれ?」
今度は丸くて真っ赤な色が見えてるけど……なんだろうね。
こんな風に、小さな子どもの身近なものが次から次に登場します。 そして、ページのはしっこに次ぎに登場するものがチラッと見えるのです。 なにかな、なにかな。 一生懸命考えたあと、「ほら、やっぱりそうだった!」と喜ぶ顔が目に浮かびますね。
そのまま読むだけでも、お話を広げても、楽しいやりとりが生まれるこの絵本。 詩人としても活躍されている木坂涼さんの心地よいリズムの言葉に、愛らしい大塚いちおさんの絵がぴったりはまって、一つ一つのものが赤ちゃんの目にしっかりと飛び込んできます。
おとなりさん、っていう響きがなんだか新鮮。 そうやってつながって、つながって。 最後にせいぞろいしたごちそうの、美味しそうなこと! 読み終わるたびに、幸せな気持ちになっちゃうのです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

くまさん くまさん くまさんのおとなりさんはだあれ? うさぎさん うさぎさん うさぎさん うさぎさんのおとなりさんはだあれ? りんごちゃん
あらあら、つぎからつぎへとかわいらしいもの、おいしいものが登場して……、最後にせいぞろいしたのは、うれしいごちそう、なんでしょう?
読み聞かせ1歳から ひとり読み3歳から

もう大きくなった5歳児に読みました。
でも、関係ないですね。
次は何だろうと気になり、
当たったときの喜びようは可愛いです。
赤ちゃんのときよりも、
「りんご!」とか自分の知っている言葉を自信を持って
言ってくれるので、こちらも読みごたえがあります。
もちろん、最後は
一つ一つの絵を掴む真似をして、
「もぐもぐ」と食べるまで勝手にしていました(笑) (まことあつさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子5歳)
|