シルベスターさんのうちの屋根にやってきたのは、サンタクロース。今日はクリスマスの夜です。……あれ、ソリから落っこちて鼻をぶつけてる。大丈夫かな。
心配する間もなく、えんとつから転げ落ち、クリスマス・ツリーにぶつかって。ソファで休めばソファはつぶれ、立ち上がると今度はシャンデリアにぶつかって。どうやらこのサンタさん、とんでもなくおっちょこちょい。すでにシルベスターさんのおうちが大変なことに。
「うちへ かえりたくなったよ」
そんなこと言わないで、サンタさん。ふと後ろを見ると、小人のジェラルドが後始末に大忙し。「面白そうなドライブ」だからとソリに忍び込んでついてきたのだけれど、これじゃあ仕事だらけで楽しむどころじゃない。すると今度は大きなシロクマ!間違って袋に入ってきたみたい!? どうする、サンタさん。
こんな「ドタバタ」なクリスマスなんて見たことない! でもこのサンタさん、何をしてても愛嬌たっぷり。見ているだけで笑ってしまうのです。どうか、今年も無事にクリスマスの仕事を終えられますように。毎年のクリスマスが楽しみになる、ドタバタかわいいサンタのお話です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
おっちょこちょいなサンタは、ソリから落ちる、時計も忘れる、煙突から転げる、ツリーを倒す、そしてプレゼントの袋からとんでもないものが飛び出してくる!夜中にくりひろげられる、ドタバタクリスマス!
サンタクロースにも調子の悪い時もあるのかも知れませんが、こんな絶不調では、サンタクロースが可愛そう気持よりも、ひどいクリスマスだと思いました。
喜んだのはシルベスターさん家族だけかも知れません。
だって、予定していなかったプレゼントまで、残したままじゃありませんか。
助手を務めるジェラルドの存在もよくわかりません。
ちょっとドタバタ過ぎたかも知れませんね。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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