
中国・東北地方の泡子沿村村は、南は朝鮮民主主義人民共和国、東はロシアと隣りあわせの国境の村です。ずっと昔から、このあたりには、朝鮮族、漢族、満族といろいろな民族(習慣やことばや文化のちがう人びと)が、いっしょに仲よく暮らしています。 朝鮮族のチェイヒョクは2年生。満族のシャオサンも2年生。毎日、弟を自転車にのせて学校に通います。漢族のジョージョも2年生。妹はまだ小さいので学校にいっていません。 チェイヒョク、ジョージョ、シャオサンが、一列に並んで学校にむかっています。

8歳の息子と読みました。
昔、中国人朝鮮族の友人がいた息子。
「中国人だけど、朝鮮族?」という概念が、
ちょっと難しかったようでしたが、
「○○クンは、中国からきて、
お父さんもお母さんも中国人だけど、
お父さんもお母さんも朝鮮族だから、
おうちでは韓国料理たべて、韓国語話すんだよ。」
というと、ちょっとびっくりしたようでした。
この絵本のおかげで、中国でも学校で朝鮮の民族衣装を来て、
朝鮮語の勉強をする子供たちもいるということが分かり、
なんとなぁくではあるけれど、理解ができたようです。
雨の日も風の日も、自転車に乗って学校にいく子供たちの姿にも
カルチャーショックを覚えたようでした。
国境の村にすむ人たちにとっては、平和というものがなによりも
需要であることも、本の中で紹介されています。
周りが海の日本にずっと住んでいると、
なかなか分からない、「民俗」という概念を
息子と一緒に少し勉強できてよかったと思います。 (ムスカンさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子3歳)
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