ある日、おひゃくしょうがけし畑をみまわっていると、美しい音色がきこえてきた。よい香りもただよってきて、なんと天人が…。 語りかけるような松谷みよ子の脚本と、美しく幻想的な梅田俊作の絵で、ふしぎな民話の世界が広がります
羽衣にも似たお話ですが、やっぱりほろりとしてしまいます。
水浴びならぬけしの花畑に舞い降りた天女さんでした。
羽衣ならぬあやごろもを失って天に帰れない天女さんにしてみれば、とんでもない災難でした。
おひゃくしょうさんにしてみれば、出来心とはいえお嫁を迎えた嬉しさと後ろめたさの板挟み。
隠したあやごろもがボロボロになってしまったことがなにより可哀想でした。
梅田俊作さんの絵がお話を丸くまとめてくれていると思いました。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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