
4人きょうだいは、とぶ船で時間旅行を続ける。ウィリアム征服王時代のマチルダを現代に連れてきたり、古代エジプトやロビン・フッドの時代ではどきどきの大冒険。歴史の舞台を駆け回るタイム・ファンタジーの傑作。

時空を超える力を持つとぶ船を手に入れた兄弟の
冒険ファンタジーの下巻。
もうすっかり、とぶ船の使い方を習熟し、活用している
4兄弟です。
しかも、上巻で出会った少女に再会しに行く、ということも
やってのけます。
ラストは、兄弟たちが大きくなり、魔法の力の限界を感じるところが
山場です。
とぶ船を買ってきたピーター自身が、きちんととぶ船と決別する
ところが爽やかですね。
子どもから大人への成長を感じます。
でも、心にはその残像が残っている、という点は、大人でもジーンと
きますね。
良質のファンタジー物語だと思います。 (レイラさん 40代・ママ 男の子17歳、男の子15歳)
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