ひとりだったら、けん・ひろし・くみ。でも、三人揃えば「わんぱくだん」。わんぱくだんの行くところ、いつも不思議なことばかり。今回の冒険は?
寒くても元気いっぱいのわんぱくだん。ちょっと遠くまで来てみると、見たことのない神社を発見します。そこは、大きなすごろくが飾られた双六神社。すると、白い着物の男の子がわんぱくだんに話しかけてきます。
「きみたち、すごろくが すきなんだね?」
なんでも、男の子の相棒がすごろくに入ったきり戻ってこないのだと言います。1人で探しに行くのは心細いので、一緒に探してほしい、と。わんぱだんの答えはもちろん……。
男の子がサイコロを投げると、わんぱくだん達は「ふりだし」の部屋へ。さあ、ここからサイコロを振るたびに次々へ違う場所へと進んでいきます。ちょっぴりスリルを味わいながら、すごろくの面白さを存分に体験!相棒は見つかるのでしょうか。そして、ちゃんと「上がり」まで行って、現実の世界へ戻ってこられるのでしょうか。
大人気シリーズ「わんぱくだん」の第28作目は、すごろくを舞台にした冒険ファンタジー。子どもの頃、お正月になると家族や親戚みんなですごろく遊びをした思い出のある方も多いのではないでしょうか。すごろくが面白いのは、勝負の前では子どもも大人も対等なところ。一番大事なのは「運」ですからね。わんぱくだんの明るく前向きで楽天的な様子を見ていると、すごろくに強い理由もなんとなくわかる気がしてきます。
一緒に遊んだあたろうくんと、うんすけくんの正体は? そんな謎解きも、このシリーズの楽しいところ。最初から最後まで余すところなく味わってくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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