うさぎの森に春がやって来ると、ふたごのミミとポンが、木のうろから顔を出します。
「いいにおいがする。」
外へぴょん!と飛び出したミミとポン。
「ねえ、イースターは もうすぐだよね?」
イースターは春のおまつり。今年はミミとポンが初めてのイースターうさぎをつとめることになっています。お母さんが買い物から帰ってくると、ふたりは早速準備にとりかかります。まずはイースターエッグから。たまごに穴をあけ、ぷーっと息を吹いて中身を出したら、殻をきれいに洗って、絵の具で色をぬります。最後に穴をふさげば出来上がり。ミミのたまごが10個、ポンのたまごも10個。次の日、広場のはずれの林にいって、あちこちにたまごを隠していきます。そして、次の朝……。
愛らしいうさぎミミとポンが登場するこの絵本。英国文化に精通した翻訳家の中井はるのさんの優しくリズミカルな文章に、ひだまりのような柔らかな色彩で細部まで丁寧に描き込まれた、どこかクラシカルな雰囲気が魅力的なしらとあきこさんの絵で、イースターの行事のことがよくわかるお話になっています。
キリスト教においてイエス・キリストの復活を祝う日であると同時に、春の到来や新しい命の誕生を祝う行事として、ヨーロッパを中心に長く愛され続けてきた「イースター」。その日付は、「春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日」と定められているため、毎年変わるのだそう。巻末には由来や意味の解説も収録されています。イースターエッグづくりにエッグハント、パンケーキにイースターランチ……馴染みはなくとも、真似してみたくなる習慣がたくさん!
こんな春がきたら嬉しいな! 読み聞かせを楽しみながら、みんなで春のおまつり気分を味わってみてくださいね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
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クラシカルな絵で味わう、イースターの行事絵本
◆ページの中で、エッグハント=「たまご探し」が楽しめる!イースターの行事をあたたかなストーリーを通して描く、春にぴったりの行事絵本。
◆イギリス文化に造詣の深い中井はるのによるリズミカルで豊かな文章と、大人気うさぎ画家・しらとあきこの柔らかくクラシカルな画風で子どもたちの心をくすぐります。
◆春のひとときを楽しく彩る、読み聞かせにもぴったりの一冊。巻末には、イースターの由来や意味をやさしく解説した「イースターって なあに?」<おうちの方へ>も収録しています。監修/指昭博(英国歴史学者)
さむいふゆが おわりをつげて、うさぎのもりに はるがやってきました。
ふたごうさぎのミミとポンは、ことしはじめて イースターうさぎのおとうばん。
イースターエッグをつくったり、エッグハントのじゅんびをしたり、おおいそがし!
どきどきのイースターのあさ、もりのみんなは たまごをみつけられるかな?
ページの中でたまご探しも楽しめる! 春の読み聞かせにぴったりのイースターの行事絵本。
巻末に、「イースターって なあに?」の解説つき。
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