
おなかをすかせたねこのワシカは、森で鳥の巣の中に卵を2個見つけました。でもすぐには食べません。このあと卵が産み落とされて増えていくのを待つつもりでした。卵が5個に増えていても食べません。卵から雛が孵ってから食べることにしました。それから2週間待ちました。5羽のひなが卵から孵っていましたが、それでも食べませんでした。大きく育ってから食べることにしたのです。はたしてワシカはごちそうにありつけたのでしょうか?

なんとも含みのあるお話です。
よくばりねこのワシカは鳥の巣を見つけて、ひたすら自分の「食事」が増えることを待ち続けます。
たまごが増えることを、たまごがかえることを、ひなが育つことを。
物語はひなが巣立って、巣が空になるところで終わります。
よくばり過ぎて、何も獲られなかった残酷さを語っています。
でも、この巣の危険性が残っていることを忘れてはいけないようなお話ではあります。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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