星座にまつわる、神々と人間たちのお話を21編収録。 神話を楽しみながら、星と星座のこともよくわかる!
観察に役立つ星座早見つき
夜空をいろどる星座には、それぞれロマンティックなエピソードがあるのを知っていますか?
それらは、古代ギリシアの神々と人間たちの物語。
この絵本では、美しい文章とイラストで、21編の星の神話を楽しめます。
夜空のなかに、星座の物語を探してみましょう。
<この本の特長>
●季節ごとに、よく見える星座を紹介し、星座にまつわる神話を21編収録。
●お話のはじめには、夜空に見える星座の写真と解説のページを設け、星座の見つけ方や、
特徴についてわかりやすく説明。
●誕生星座はいつ見えるのか、星座はなぜ形を変えないのかなど、星についての知識をコラムで説明。
●自分で作る星座早見つき。使い方もていねいに紹介。
●関連したお話がすぐに見つけられる「関連リンク」つき。
【春の星座】
かに座・うみへび座の物語/しし座の物語/おおぐま座・こぐま座の物語/おとめ座の物語/アルゴ座の物語
【夏の星座】
てんびん座の物語/さそり座の物語/ヘルクレス座の物語/こと座の物語/へびつかい座・へび座の物語/いて座の物語
【秋の星座】
ペルセウス座の物語/ペガスス座の物語/アンドロメダ座などの物語/やぎ座・うお座の物語/みずがめ座の物語/おひつじ座の物語
【冬の星座】
おうし座の物語/オリオン座の物語/エリダヌス座の物語/ふたご座の物語
「イッキによめる!」シリーズ齋藤孝さん(明治大学教授)絶賛!
「人間の想像力のすばらしさにおどろき、感動する。充実の内容に、
『子ども時代にこの本と出会えていたら!』と思ってしまった。」
担当者のうちあけ話----------------------------------------------
私の子ども時代は全集全盛期で、図鑑もたくさん家にありました。図鑑といえば、おおむね理科です。
私は、宇宙のことはちっともわからず、でも星のお話の部分だけは好きな子どもでした。
オルフェウスが黄泉の国まで妻を迎えに行く話だとか、ペルセウスがメドゥーサの首を切り落とす場面など、
何度も何度も読んだおぼえがあります。
今回は、あのころ自分が欲しかった本を作りました。
「あらすじ」ではなく、文学として美しい文章を楽しんでもらえるように、原稿は一流の先生方にお願いしました。
絵は、現代の少年少女がイメージをふくらませやすいように、
人気のイラストレーターの方々が描いてくださっています。
もうひとつの自慢は藤井旭さんの美しい天文写真と理科のコラム。
この本に登場する星座について、理科の知識も補えて、星空を眺めるのが楽しくなること、うけ合いです。
先日、金星の太陽面通過がありましたね。あいにく東京は天気が悪くほとんど見えなかったのですが。
「金星が動いていくように見えるのは地球が回っているからでしょ」
「金星も動いてるんだよ、だから少しずつ、ずれていくんじゃない」「へー」。
息子に呆れられました。金星は惑星。動く星。動かない星もあります。
それに光る星、自分では光らない星もある。星座がいつも同じ形に見えるのはなぜか?
ということもこの本で今頃学び、理科のこともけっこう好きになれました。
だから読者のみなさんにも、お話を楽しんで、理科も好きになってほしいと思います。
夏休みにゆっくり楽しんでください。(チ)
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