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奇跡のような存在
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投稿日:2019/04/17 |
「ふつう」に暮らすだけで、周りの人間の心に本当に大切なことを思い起こさせ、勇気や善行を奮い立てる・・・そんな存在って確かに奇跡です!
偏見はいけないとか思いやりを持とうとか、そういった綺麗事とは別の次元で、本当に「ふつう」の人と人とのつながりが鮮烈に突き刺さるような作品でした。
オーガストもその周りの人たちも、様々な困難に「打ち勝っ」て、ついに「スタンディング・オベーション」。
なんだかよく分からない涙がでてきます。うれしいのでしょうか。うまく言葉にできません。気持ちが高ぶって涙になってあふれてくる…これを感動っていうのでしょうね。
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壮大な自然に圧倒されて涙が出ます
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投稿日:2019/03/17 |
赤青黄緑の子鬼たちが、自分たちの誕生のルーツを紹介しあいます。
この絵本を読むと、なぜかいつも涙ぐんでしまいます。
自然とか生まれてくることとか、美しく壮大なイメージがぶわあーっとあふれてくるような感覚になり圧倒されます。
この世界があること、過去と未来がつながって生きているということ、本当に「すごいんだね」と思います。
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美しい絵のようなお話でした
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投稿日:2018/10/24 |
7歳の男の子が、ひいおばあさんの古いお屋敷ですごすお話です。
「おばけ」とも言える3人の子どもたちが現れますが、まったく怖くありません。むしろ次はいつ姿を見せてくれるのかと、主人公のトーリーと一緒に心待ちにしながら読みました。
大きな起承転結・山場などはなく、鳥にエサをやったり、おもちゃ箱を開けてみたり、「おばけ」と遊んだり、おばあさんから昔話を聞いたりと、穏やかな日々が綴られていきます。
すべてのページ(もしかしたらすべての文章)の描写とてもきれいで、切ないくらいです。絵のように情景が思い浮かび、美しい絵の連続映画のようで、一瞬たりとも退屈しませんでした。
好みがあるので多分長男(ドキドキや大笑いが好き)には向かないかもしれませんが、長女が4,5年生になったら読んでみようと思います。
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絵を見ているだけで癒やされます
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投稿日:2018/04/21 |
子どもが2歳くらいの頃によく読みました。
絵がとてもきれいです。
夜空をバックに、やさしく描かれた動物たちがくっきりと浮かび上がっていて、見ていると集中できるというか、リラックスした気持ちになります。
子どもも、絵だけでもお話が分かるので、ひき込まれるようによく見ていました。
ネズミがついにパクっとお月さまを食べるところは、とてもうれしくて、ドキドキわくわく!
きれいで、かわいくて、愉快で、大大大好きな絵本です。
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ユーモアたっぷりで、動物が身近に感じられます
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投稿日:2018/04/21 |
よくある一問一答のクイズ本ではなく、問題や雑学を盛り込んだ普通の会話を楽しんでいくような本です。
はじめにパラパラめくってみたたときは、『問題はどこだ?なんだか分かりにくいぞ?』と感じたのですが、はじめから読んでいくと、ユーモアたっぷりの会話のとりこになりました。
あべ弘士さんの実体験に基づいた、軽快で愛情あふれる語り口がとても魅力的です。
例えば…
「猿も木から落ちる」に対して、
「動物園で長いあいだいろいろなサルの世話をしていたけど、落ちたところは一度も見ていない。」
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」に関連して、
「コエゾゼミというセミをはじめてつかまえたときにびっくりした。なんと、背中に感じで「光」と書いてあった。しかも羽には稲妻のマークがあった」
(知らなかったです。大人ながらに見てみたい!!と思いました。)
国語、理科、社会…などの単元に分かれ、上記の国語の例(諺や俳句)のように、動物以外の勉強にもなりそうな問題になっていました。
リラックスして楽しんでいるうちに、自然と色々な学ぶことが出来るので、小学生にぴったりだと思います。
大人としては、知識以上に、動物に親しみが持てるようになったことが一番の収穫でした。楽しかったです。
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「おまけの時間」というワクワク感が素敵です
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投稿日:2017/09/30 |
現実とつながる不気味な世界。
ひとりの主人公から始まり、次々と茨にしばりつけられているクラスメイトを解放し、夢の世界を共有する仲間を増やしていきます。
夢の世界では、ありのままの自分を出すことができ、自然に打ち解けていく子どもたち。
初めの重々しく緊迫した雰囲気が、仲間が増えるごとに愉快でたくましくなっていく展開が痛快です。「おまけの時間」というネーミングには本当にうれしい気持ちになりました。
小学4年生の息子曰く。
「俺たちのクラスは、男も女もみんな仲いいから、初めから茨みたいな学校にはならないけどね。ていうか、全校生徒ほとんど全員名前知ってるし一緒に遊ぶから、いつもおまけの時間みたいに超楽しいよ。」と、無邪気(無邪気すぎる!?)で幸せな感想でした。
舞台の小学校は1000人規模のようですから、息子の400人弱の学校とはわけが違うのかもしれませんね。でも、確かにこの作品が描かれた時代(まさに私の小学校時代)より、男女間含めて全体が自然に仲の良いの雰囲気になっている気もします。少子化?教育や子育ての流れ?…などなど色々考えてみるのも面白かったです。
仲間が増えていく展開は、同作者の『びりっかすの神さま』と似ていると思いました。上記のように人間関係に悩みがない我が子たちにとっては、仲間の心情にクローズアップしている(また、内容も比較的簡単なので)『びりっかす〜』の方が共感しやすいようでした。
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小さなネメチェクに感動しました
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投稿日:2017/09/30 |
気になっていた本書を、復刊で読むことができました。
表紙をめくると、カバーの袖に「だれよりも勇敢なネメチェク」とあります。
しかし物語序盤の彼は、仲間の中でも言いなりで、リーダーに泣きつく弱虫のくせに虚栄心だけはあるというカッコ悪さで、頭の中は「どこが勇敢なんだ???」と疑問符と嫌悪感でいっぱいでした。
この脇役としか思えなかったネメチェクが、物語が進むにつれて主人公と言っても過言ではない重要人物となるとは・・・! やられました。
表面で判断していた自分の浅はかさが、他の少年たちとぴったり重なり、完全に物語に入り込んでしまいました。
今となっては、ネメチェクのことを思い返すだけで涙ぐんでしまいます。
仲間の中でさえ「誇り」をずたずたに傷つけられてなお、大切なものを大切と思う心で立つネメチェク。
かっこいい(涙)(涙)(涙)
この本は、100年以上前のハンガリーで出版されたものです。
現代の日本とは事情が異なりすぎるので、正直「誇り」とか「自分の土地を守る」という情熱にはとっつきにくかったのですが、逆に、本書に触れて初めて「祖国への強い思い」というものが少し分かったような気がします。
「仲間」や「友情」とはまた違う動機が新鮮でした。
我が子たちにはまだ少し早い内容だと思うので、あと2、3年温めておこうと思います。
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いてもたってもいられず、さっそく親子で絵を描きました
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投稿日:2017/03/11 |
エリック・カールさんということで目にとまり、モーリス・センダックさんの名前を見つけて、即購入しました。他にも魅力的な作家さんが大集合で、豪華な一冊です。
本が届き、私が一人ひとりの手紙を読みながら感動にひたっていたところへ、抜け目なく覗きこみにきた子どもたち。あっという間に本を奪われ、「この絵知ってる!」と言いながら次々とページをめくるめくる…。
ワイワイ言いながら一通りめくると、始めにもどって今度はじっくり。ふたりとも息をのむように静かになり、絵に魅せられている空気を感じました。
2巡目を見終えると、「はぁ〜…」とため息。「なんか絵、描きたくなっちゃった」と、そのまま紙と色鉛筆に直行です。 その気持ち、私も分かる!実は私もさっきから絵が描きたかったんだ!
…というわけで、親子でお絵かきタイムを楽しみました。
(9歳の兄が絵を描くのは久しぶりでした。それほど刺激を受けたのでしょうね。)
肝心の手紙はというと、皆さん、小さい頃から絵が好きだったというエピソードが多くて、自然と喜びと勇気が湧いてきました。絵画に限らず、好きなことを続けていれば、すばらしい魅力が花開くのでしょう。子どもたちにとっては、夢を後押ししてくれる心強い手紙だと思います。
初めは絵に惹かれた子どもたちですが、その後、ふとした時に本をめくって手紙を読んでいるようです。子供と作家さん、一対一で静かに対話をしているような雰囲気なので、感想は聞いていませんが、気に入っていることは確かです。
よくリビングに開いたまま置いてあるせいか、普段絵や絵本にあまり関心のない父親も、手にとってじっくり読んでいました。
家族全員を魅了したこの本、我が家の本棚の宝物になりました。
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感動しました。「楽しい」のパワーと「本気を出す」ということ。
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投稿日:2017/03/11 |
テストの点数順で席が並ぶ4年1組の教室。転校生の始だけに見えた「羽の生えた小さな男」は、子どもたちのモヤモヤした心が具現化した「びりっかすの神様」でした。
中盤では、びりっかす同士では「心の声」で話すことができるようになると分かり、少しずつ友達に打ち明けてわざと同じ点をとりながら、びりっかすの輪を広げていきます。
子どもたちの「これは楽しい!面白い!」というエネルギーが活き活きと感じられ、引き込まれます。
子どもたちの「楽しい」は、陰険な先生を軽く飛び越え、やがて運動会のリレーをめぐって「本当にうれしいことは何か」という問いにたどりつきます。
勝つからうれしいの? ビリだから楽しいの? 競争がいけないの?
子どもたちの結論は、「いっしょうけんめい」「本気で走る」こと。
この一連の成長に、大人の存在がほとんど関係しない(「大人や常識と対決する」という構造ですらなく、全く関係ない方向に話が進んでいく)ところが、大人の私としては衝撃的でした。
ただただ「楽しい」「うれしい」というエネルギーを糧に、自ら道を切り開いて成長していく4年1組の子どもたちを見て、子どもは生来自分たちの中に成長の種をもち、このようにして成長していくものなのだろうと感じました。
親としての役割を改めて考えさせられます。
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身近な探求心。かっこいい「ハネリズミ」くん。
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投稿日:2017/02/26 |
賢いハリネズミの男の子「マックス」くんが、事故の多い車道を渡る方法を考えるお話です。(挑戦中に頭を打って、言葉があべこべになり、「いたまがあたい」「ハネリズミ」になってしまいますが…)
ゆうかんな…というタイトルから海あり山ありのファンタジーを想像しましたが、実際は車通りの激しい大通りをいかに渡るかという、現実的(?)な冒険でした。
身近な話題だったので、子どもたちもすぐに興味を持ってお話の世界に入り、マックスと一緒に試行錯誤を楽しめたようです。
車の事故が多いことを知ったマックスの第一声は、
「人間だって、道路をわたるよね?」
マックスの感性の鋭さにしびれました。
賢くて、行動力があり、諦めないマックス。かっこいい!
聡明でかっこいいけれど、ろれつが回らないあべこべのしゃべりかたがかわいくて(かわいそうだけど)、親しみやすいところが良いですね。
子どもたちもケタケタ笑って、マックスが大好きになっていました。
2年生くらいの漢字までは振り仮名がなく、またあべこべの言葉や各場面を想像するのがやや難しいので、1年生の妹には、私が読み聞かせてちょうどよいくらいでした。3年生の兄にとっては、気軽に読んでユーモアを存分に楽しめる一冊でした。
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