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ケンジは、肩ひものちぎれたランドセルの修理をお母さんにたのんだまま、とつぜん疎開先のお寺をおそった空襲で死んでしまった。お母さんはわが子に似たじぞうさんにランドセルを背負わせます。じぞうさんは、現在もじっとたっています。

学童疎開の話でした。
失敗ばかりしながら、健気に頑張るとんち好きな少年でした。
でも、この結末だけは軽くありません。
疎開先でも安全ではなかったのですね。
戦闘機の機銃掃射であっけなく亡くなってしまったケンジのランドセルは、戦後25年経ってもお地蔵さんに背負われているそうです。
今はないのかも知れません。
戦争の記憶とともに悲しみも薄らいでいきます。
軽妙な展開だっただけに、重いものが残りました。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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