
1995年1月17日。 あの日、たくさんの命が失われた。 あの日から、たくさんの人が生きるためのたたかいをはじめた。動物たちにとっても、阪神淡路大震災はたいへんな災害をもたらした。 ――この絵本は、あの日からの「わたし」とシーズーの愛犬「大吉」の生きるためのたたかいの記録です。

被災者が動物によって癒された、励まされたという公募エピソードの絵本化。
「わたし」はあの日愛犬の大吉とたんすの下敷きになります。
たんすの重みにあきらめかけた時、そばの大吉の生きようとする力に、
生きないと!と「わたし」は意を決して抜け出すのです。
その後も続く困難も、大吉がいるから生きていける・・・。
震災時に動物救護活動に携わった方々の思いが結実し、
このエピソードが絵本になりました。
動物の存在の暖かさが伝わってきます。 (レイラさん 30代・ママ 男の子12歳、男の子9歳)
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