100ぴきのおさるがいました。みんなおなかがぺこぺこ。
1ぴきのおさるがいいました。「たべものさがしにしゅっぱつだ」!
見開きのページには本から溢れんばかりの100匹のおさるたち。数えてみてください、本当に100匹!
お腹が減ったとぶーたれているおさるがいれば、ふて寝するおさる、こんな時になぜだか一生懸命体操しているおさる・・・
そうだよね、100匹もいれば十人十色・・・じゃないか、百匹百色?!
自由気ままで、大人としては羨ましいくらい本能の赴くままに行動する幼児たち(わが子?)を見ているようで
この表情豊かな100匹のおさるたちに、さっそく愛着が湧いちゃいます。
さてさて、おさるたちは食べ物探しに出かけましたよ。
道中、やっぱり列をはみ出しあちこちで好き勝手に行動する彼ら、本当に食べ物にたどり着けるのか心配になっちゃう。
「おうちをのぞいてるのだーれ?」「4つごのおさるはどこ?」「こどもをだっこしてるおさるはどこ?」100匹の中から該当するおさるを探していきます。
「このぼうしはどこ?」指定されたアイテムを、ページの中から目を凝らして見つけ出します。
これが結構、ハマっちゃう。何といっても100匹もいますからね!探す方だって大変・・・でも、楽しい!
数えて夢中、探して笑っちゃう、読みながらちょっとハラハラドキドキ。
作者は『ぜんぶで100』をはじめとする「100シリーズ」の、せべまさゆきさん。
今度動物園の猿山に行ったら・・・私、思わずお猿の数を数えてしまいそう。
そして自由奔放な猿たちが目の前で繰り広げるコミカルなドタバタ劇のとりこになっちゃいそうです!
(絵本ナビ編集部)
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