たまたま、梨木香歩さんの「家守奇譚」を読んでいたので、とてもいいタイミングで(笑)、世界観がリンクしました。
(この「そうそうのにわ。」を気に入って、興味のある人はぜひ、梨木香歩さんの「家守奇譚」も読んでみてください)
“しげちゃん”と庭の雑草“くさおばけちゃん”との不思議な交流をやさしく淡いタッチで魅せてくれました。
“くさおばけちゃん”は草ですから、季節によって姿が変わっていきます。
空想の世界のこととはいえ、四季の移り変わりに合わせた“くさおばけちゃん”の変化していく様子は、小さなお子さんが読んだとき、自然界の理と同時に自然の中に存在する不思議ななにかを心に感じてくれるのではないでしょうか。
全体のタッチが淡いので、あまり広い場所ですと、子どもたちに見えにくいかもしれませんが、機会があったら、4,5歳から小学校中学年くらいの子どもたちに読んでみたいです。