「うさぎのセーター」 ママの声

一人暮らしのおばあさんと、うざきのセーター屋さんのお話。茂市さんらしいとっても温かなストーリーです。おばあさんはセーターを編んでくれたうさぎさんをクリスマスの食事に招待します。そこでおばあさんがこれまで手編みのセーターをたくさん作ってきたことや、編んだセーターが必要なくなればほどき、また必要になった時に、編み直し・・・。そうしておばあさんによって大切に大切に毛糸が扱われていたことに気づいたうさぎさんがおばあさんにプレゼントしたのはがまた気持ちの良さそうな膝掛けでした。

茂市さんの物語はあったかいなあと思います。
昔、編んだセーター、ほどいて編みなおそうかな？
毛糸をもっと大切にしなけりゃいけないな？
と、うさぎ達の様子を見て思った私です。
もうすぐ春ですけれど、まだまだもう少しだけ、冬物を
編もう・・とも。

５歳の下の子が自分で本屋さんで選び、声に出しながら自分で最後まで読めた初めての本です。
今まで完全に読み聞かせしか経験がなかった子が一緒に読むと言うのを経験しました。
内容はおばあさんとうさぎのほんわかしたお話なので親子で優しい気分になれる本です。

幼年童話にぴったり♪
これからの季節、冬〜春に向けてのおはなしにぴったりです！

ひとりぐらしのおばあさんとうさぎたちとのふれあい
どうしても、年老いたおばあさんがひとりで生活・・・や
昔ほどいて、こどもやご主人に作ってあげた毛糸の・・・とか
となるとかわいそうな、さみしそうな・・・って
勝手にイメージしてしまいますが
このおばあさんは、違うのです

こういう出会いがあったら
素敵だなぁ〜　と思ってしまいます

うさぎたちは、ちゃ〜んとおばあさんのことを
使い古した毛糸を見て察しているあたり
すごいパワーの持ち主！
「よもぎの　しろい　け　一つまみ」
さて、皆さんは、よもぎの白い毛みたことありますか？

絵もとてもかわいらしく
もうすぐ1年生のおこさんにお薦めです！