新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

かんけり」 パパの声

かんけり 作:石川 えりこ
出版社:アリス館 アリス館の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2018年09月28日
ISBN:9784752008538
評価スコア 4.6
評価ランキング 4,351
みんなの声 総数 9
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • 明日へ蹴り出せ!

     「かんけり」という遊びを知っていますか。
     空き缶を使ってする遊びですから、子供たちには危ないという人もいるかもしれませんし、漫画「ドラえもん」に出て来るような空き地ほどのスペースも必要ですから、なかなか現代の子供たちにはなじまないかもしれません。
     では、「かんけり」がどんな遊び(だった)か、この絵本の文から説明しましょう。
     絵本では全文ひらがな表記ですが、ここでは漢字まじりで書いておきます。
     「鬼が30数える間に、みんないそいで隠れます。鬼は隠れた人をみつけると、名前を呼びながら缶を踏みます。まだつかまっていない人は、鬼より前に缶を蹴り、みんなを助けます」
     かくれんぼ遊びの変形のような遊びです。

     昭和30年代の頃はよく「かんけり」をしたものです。
     おもちゃなんかあまり買ってもらえなかったですから、空き缶を使ったり新聞紙を使ったりして遊んだものです。
     そのことでいじけることはなかった。だって、みんなそんな暮らしぶりでしたから。
     この絵本の作者石川えりこさんは1955年生まれですから、そんな時代に大きくなった世代です。
     でも、この絵本はただ懐かしい遊びを描いたものではありません。

     主人公のちえちゃんは少し引っ込み思案の大人しい女の子。
     かんけりでも缶を蹴るのが怖くて、まだ誰も助けたことがありません。
     この日は違います。ちえちゃんは最後まで鬼に見つかっていません。つかまったみんなを助けられるのは、ちえちゃんだけ。
     最後に駆け出すちえちゃんのかっこいい顔を見ていると、すっきりすることでしょう。
     まるで、明日への架け橋のような「かんけり」です。

    投稿日:2020/09/13

    参考になりました
    感謝
    1
  • かんけりを知ってる?

    かんけりってとても懐かしい外遊びですが、最近目にしたことがありません。
    友だちと遊びながら、いろんなことを学ぶのですね。
    ちえちゃんは勇気を持つきっかけ作りになったようです。
    迫力のある絵と、友だちが一緒になって元気な姿でいるところが印象的です。
    思えば、外遊びする子どもたちも、のびのび遊べる広場も減ってきたように思います。

    投稿日:2019/10/18

    参考になりました
    感謝
    0

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / だるまちゃんとてんぐちゃん / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / ぎゅっ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



絵本ナビ編集長『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』2月24日発売!

みんなの声(9人)

絵本の評価(4.6)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット