長い間,絶版となっていたマーシャ・ブラウンのコルデコット賞オナー賞受賞作品で,2010年に新訳で出版されたそうです。
お腹をすかせた3人の兵士が,ある村にやってきます。村人たちは,様々な理由を考えて,兵士に食べ物を分けようとしません。そこで,兵士たちは,一計を案じて・・・。
原題は,「石のスープ」。どうやって,石のスープで兵士たちは,空腹を満たせたのか?本当に面白い絵本です。読みながら,思わず笑ってしまいます。
フランスの民話をもとにしたお話のようですが,最後にみんなが幸せになってしまう所が,新鮮に感じました。
やはり,マーシャ・ブラウンの絵が素晴らしい。兵士や村人たちが活き活きと描かれています。
読み聞かせにも,とてもよいお話だと思います。