私は障がい者の生活介護事業所で、支援員として働いています。
支援学校を卒業した利用者さんと一緒にいて、一見同世代の子と違いはないのに、不得手なもののあることに驚きます。
時計が読めない。字がかけない、思ったように図形が描けない、言葉を発するのが苦手である、計算ができない、かと言って素晴らしいものも持っている利用者さんたちです。
でも、くり返しくり返し努力することで、この絵本の主人公のように、出来るようになることもあることも、経験を通して知ることができました。
この本ではADHD障がいを持った少年が主人公ですが、その少年の可能性を切り拓いたリトル先生に、障がい者支援の模範を見せられました。
インクルーシブ教育を考える材料であり、障がい者支援の教科書だと思います。