そもそも韓国で発行され、日本では朝日新聞社が発行している科学漫画シリーズです。小学生に大人気だそうです。
5歳の息子はこのシリーズを気に入り、すでに30冊近くを一人で読んでいます。
「ヒマラヤのサバイバル」は、飛行機がヒマラヤに不時着し、さあどう生き延びるかという話。命の危険にさらされ続けますが、的確な知識をもった人にいろいろ教わり、最後は助かるというパターンです。
「洞窟のサバイバル」「南極のサバイバル」「砂漠のサバイバル」など続々刊行されていて、息子は夢中になって繰り返し繰り返し読んでいます。大人も勉強になります。
しかし。この「地震のサバイバル」だけは一筆記しておかないといけない状態です。放置できないのでレビューを書きます。
主人公たち家族が日本の島にキャンプに来て、大地震に遭遇しますが、島の住民たちは、数日前に地震雲を発見し、既に島から全員避難していたのです。
地震雲は科学ではありません。
地震に備えて全員避難が完了しているなど、夢のような話です。
途中、津波に備えて山の頂上に避難する主人公たちですが、大津波がきて、山は孤島のようになり、危機一髪で助かります。
このシーンで息子は大爆笑。笑えるように書いているのです。
つまり本シリーズはギャグマンガなのです。
でも、東日本大震災の記憶が生々しい我々日本人は、全編一度たりとも笑うことができません。
幸い図書館の本だったので、すぐに返却し、もう二度と借りることはないでしょう。
ちなみにシリーズのほかの本は良書です。