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なぜあらそうの?なかなかよいと思う みんなの声

なぜあらそうの? 作・絵:ニコライ・ポポフ
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2000年06月
ISBN:9784892387678
評価スコア 4.69
評価ランキング 2,015
みんなの声 総数 15
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  • 戦争ってむなしいね。

    これは、文字のない絵本です。

    カエルはただ、キレイな花を摘んで、眺めていただけなのに。
    そこへ、1匹のねずみが現れて、突然その花を奪い取った。
    始まりはたったそれだけのことだったのに。
    いつの間にか、争いは広がり、激しくなり・・・。
    結局、すべてを破壊し、焼き尽くすまで、その戦争は終わらなかった。

    なぜ、争いは起こったのか、なぜ、とめられないのか。
    なぜ、なぜ、なぜ?と絵本は問いかけます。
    その答えは、ひとりひとりがしっかりと考えなくてはいけないこと。

    戦争の愚かさ、人がいかに争いに巻き込まれていくか、この絵本は端的に表しています。
    きっかけは、本当に大したことがなくて、もしかしたら、最初は冗談だったのかもしれない。
    ねずみはただ、カエルをびっくりさせたかっただけかもしれない。
    カエルも、ちょっとだけやりかえしてみたかっただけかもしれない。
    でも、一度始まってしまった争いは、当事者を超え、大勢を巻き込み、そうするともう誰にもとめられなくなる。
    争いに向かうねずみやカエルの顔が不適に微笑んでいるのが、なんともいえず、怖い。
    そして、そんな争いの後残ったのは、真っ黒に枯れた花と、ぼろぼろになったねずみの傘だけ。
    いったい、何のための争いだったのか。
    最初のページに戻って、カエルのほんわかと幸せそうな顔をみて、なんともやるせない気持ちになりました。

    息子がもう少し大きくなったら読んであげたいな。

    投稿日:2007/02/25

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