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きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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なぜあらそうの?」 みんなの声

なぜあらそうの? 作・絵:ニコライ・ポポフ
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2000年06月
ISBN:9784892387678
評価スコア 4.69
評価ランキング 2,002
みんなの声 総数 15
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  • きっかけは小さなことでも

    図書館の「平和を考える」というテーマの特別コーナーで見つけました。セリフのない、絵が語る絵本です。
    偶然出会ったかえるとねずみ。相手が持っていて自分が持っていないものを奪い合うことから、どんどん状況はエスカレートしていきます。きっかけは小さなことでも、こんな惨事になってしまうのです。
    今現実に起きている事実も、こういうことなのかも?と思いました。悲しくて悲しくて、怒りも覚えます。

    投稿日:2022/04/23

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  • 絵から強いメッセージ

    文字のない絵本です。一匹のカエルが花を手にしているのどかな場面からはじまるのですが、その衝撃的な展開に驚かされました。絵から強い強いメッセージが伝わってきます。今の現状と重なって、胸がいたくなる・・・。あとがきを読むと、くしくも、戦争を体験したロシアの作家さんでした。戦争を一日も早くやめてほしいと願うばかりです。

    投稿日:2022/04/28

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  • 言葉のない絵本ですが、言葉がないだけに、見るものにとても大きな事を問いかけていると思います。
    多分ネズミはカエルの持っている花が欲しがっただけなのでしょう。
    乱暴に取った事が、ネズミの国とカエルの国の戦争となって、花の咲いていた野原が廃墟になってしまいました。
    最後に争いのきっかけを作ったネズミとカエルが茫然として並んでいます。
    戦争のきっかけと、エスカレートしていった理由を考えているようです。
    実はこのような事は社会にいっぱいです。
    だからこそ冷静になってこの本で、考え方の整理をしなければいけないと思います。

    投稿日:2017/08/07

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  • 争いの怖さが伝わります

    このお話は、ねずみとカエルとの間で起きた争いをシリアスな絵だけで描いたお話でした。字が無いのがより一層リアルな感じを誘ってうちの子にはちょっと怖かったみたいです。争いの果てに残るむなしい感じもリアルに表現されていて、争いの怖さを知れるすてきな絵本でした。

    投稿日:2015/12/13

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  • その先に

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子8歳、男の子6歳

    花が咲き、緑にあふれて
    すてきな風景で始まります。
    カエルがにこやかに休んでいます。
    そこにねずみが来て座ってた場所をとってしまいます。

    ここまでは大人の世界も子供の世界にもよくある
    いざこざです。
    しかしここからお話はエスカレートしていきます。
    どんどん本気で仲間も巻き込んだ戦いになっていきます。
    かつて日本も陥っていたあの精神状態です。
    かえるもねずみもその愚かさには気づくことなく猛進します。
    そしてなにもなくなってしまうのです。

    言葉で説明することなく進み、
    子供達もゆっくり何かを感じることができる絵本です。
    大きな戦争も、あの些細ないざこざから始まったという恐ろしさも感じます。
    2年生の息子と読み戦争について話すきっかけにしました。

    投稿日:2015/09/10

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  • カエルの笑顔が

    • こりえ♪さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子2歳

    1輪のきれいな花を見つめるカエル。
    ほのぼのとした光景が、1匹のネズミの出現で見る見るうちに悲しい光景へと変わっていきます。

    タイトルの「なぜあらそうの?」
    読後、深く考えてしまいました。
    ここできっかけとなったのは、「独占欲」ですよね。
    そしてケンカがどんどん激しくなってきて、もう「意地」になっていく。
    最初に求めていたはずのきれいな花は争いでかすみ、しまいには吹き飛ばされてなくなっていまう。
    本人たちももうきっかけはなんだったのか、覚えていないのかもしれません。
    非常に悲しく痛々しいことです。

    荒れ果て何もなくなってしまった光景はとても恐ろしいです。
    でももっと恐ろしかったこと。
    それは戦っているときのカエルの表情でした。
    きれいな花を見ていたときと同じような笑顔。
    そんな笑顔を見せながら他のものを傷つける姿にゾッとしました。
    戦争の恐ろしさは、人をおかしくさせてしまうことなのだと感じました。

    投稿日:2009/03/01

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  • 文字が無いだけに…

    • 西の魔女さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子13歳、男の子9歳

    文章が一切つけられていないだけに
    戦争がいかに無益で無惨でバカバカしいものか…が
      ズシン!
    と 心に響いてくる様な衝撃を受けました。
    一輪の花を奪い合い 
    全てを失ったネズミとカエル…
    取り返しのつかない失敗をしたと気がついたのでしょうか。
    それとも 責任のなすり合いをして
    また争ってしまうのでしょうか。
    ぜひ前者であって欲しい…
    そう願わずにはいられませんでした。
    でも…悲しいかな 人間は
    こんな過ちを
    今までに何度も繰り返してきているのですよね。
    将来の平和の為にも
    多くの人に知ってほしい絵本だと感じました。
    息子(小4)の教室でも読んでみたいと思いました。
    絵だけで こんなに強いメッセージを感じた絵本は
    今まであまり出合った事がなかった様に思います。

    投稿日:2007/05/29

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  • あらそうことの愚かさ

    この絵本はタイトル以外に全く文章がありません。
    それだけに著者のポポフ氏の強いメッセージをひしひしと感じます。
    氏は幼少の頃に鮮烈な戦争体験を持ち
    世界の子どもたちに

    戦争が何の意味ももたないことや、
    人はくだらないあらそいの輪の中に簡単に巻き込まれてしまうこと

    を知って欲しいと思ってこの絵本を書いたのだそうです。
    確かにこの絵本には文章がないほうがいいなと思いました。
    文にしてしまうと 何か表面的というかウソくさいというか
    著者の強いメッセージはイラストから“感じる”方が絶対に良いと思うからです。
    この絵本ではたった1匹どうしがわづか1本の野の花の取り合いをしたことから
    ネズミとカエルの種族を巻き込み、武装された戦争へと発展してしまいます。
    歴史上の戦争もささいな原因で戦争に至ったものが多々あります。
    戦争からは悲劇が生み出されるばかりで何も得るものはありません。
    判っていながら繰り返される現実がありますね。
    悲しいことですが 今も世界のどこかで戦争はあるのですよね。
    こんな愚かなことが少しでもなくなってくれればと思うばかりです。
    戦争に限らず、人と人との諍いがいかに無益なものであるかが
    子どもたちの心に浸透していってくれたら
    深刻なイジメなどなくなるのに・・・と思います。
    ラストページのどこか虚しさを漂わせるカエルとネズミの表情がとても印象的ですね。

    投稿日:2007/05/22

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  • 考えてしまう

    • 花ぶらんこさん
    • 30代
    • ママ
    • その他
    • 男の子11歳、女の子9歳

    にっこりと微笑んで佇んでいるカエルの表紙から
    誰が想像できるでしょうか?
    このお話しが実は戦争のお話だって。
    それは一輪の白い花を持っていたカエルの手から
    ねずみが奪い立ったのがきっかけなんです。
    今度はそれを奪い返そうと仲間のカエルが襲い掛かります。
    そして更にねずみが仲間を携えて反撃です。
    果てしなく続く戦いに発展して
    それもお互いの顔、無表情か、笑っているだけなんですよ。
    そのことの方がぞっとしますよね?
    もし、白い花をねずみが欲しがらなかったら?
    カエルがまぁいいかとそのままにしていたら?
    こんな大きな戦争にはならかったかもしれないのに...。
    言葉の無いイラストだけの絵本。
    どうしてこうなってしまったんだろうね?って
    考えさせれる絵本だと思います。

    投稿日:2007/05/08

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  • 戦争ってむなしいね。

    これは、文字のない絵本です。

    カエルはただ、キレイな花を摘んで、眺めていただけなのに。
    そこへ、1匹のねずみが現れて、突然その花を奪い取った。
    始まりはたったそれだけのことだったのに。
    いつの間にか、争いは広がり、激しくなり・・・。
    結局、すべてを破壊し、焼き尽くすまで、その戦争は終わらなかった。

    なぜ、争いは起こったのか、なぜ、とめられないのか。
    なぜ、なぜ、なぜ?と絵本は問いかけます。
    その答えは、ひとりひとりがしっかりと考えなくてはいけないこと。

    戦争の愚かさ、人がいかに争いに巻き込まれていくか、この絵本は端的に表しています。
    きっかけは、本当に大したことがなくて、もしかしたら、最初は冗談だったのかもしれない。
    ねずみはただ、カエルをびっくりさせたかっただけかもしれない。
    カエルも、ちょっとだけやりかえしてみたかっただけかもしれない。
    でも、一度始まってしまった争いは、当事者を超え、大勢を巻き込み、そうするともう誰にもとめられなくなる。
    争いに向かうねずみやカエルの顔が不適に微笑んでいるのが、なんともいえず、怖い。
    そして、そんな争いの後残ったのは、真っ黒に枯れた花と、ぼろぼろになったねずみの傘だけ。
    いったい、何のための争いだったのか。
    最初のページに戻って、カエルのほんわかと幸せそうな顔をみて、なんともやるせない気持ちになりました。

    息子がもう少し大きくなったら読んであげたいな。

    投稿日:2007/02/25

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