「はずかしがりやのおつきさん」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

表紙の絵とタイトルから「おやすみなさいおつきさま」のような可愛い・お休み絵本かと思いましたが、いや、馬怖すぎ笑
月明りで手紙を書いている馬が、女の子に見られているから恥ずかしいと言って雲に隠れてしまうおつきさまに、どうにか出てきてほしくて馬がしたことが..いや、強引すぎるし怖すぎる！表紙の可愛らしさも伏線で、笑わせに来ているなと思いました。
可愛い絵本ではなく、面白い絵本を探している人にオススメです

いきなり、手紙をかく馬がでてきたかと思えば、月明りが差し込んでいるのは馬車とあり、その設定からして、何がおきるんだろうと、なんともわくわくしました。月明りを描いた独特の青の世界がこれまた素敵。月夜に思い出しそうな、印象にのこる、楽しいお話でした。

ある晩、うまのロシナンテがおつきさんがしずかに踊る中おばあさんに手紙を書いていました。あまりに明るいおつきさんだったので、ギューリーちゃんたちが目を覚まして、おつきさんを見ていました。するとはずかしがりやのおつきさんはくものカーテンをひいてしまい・・・。
青みだけで描かれていて、月夜の静けさが伝わります。なのにとってもユーモラスで楽しいお話です。
寝る前の読み聞かせにおすすめしたい絵本です。

馬車の中ってそんなに広いんでしょうか？キャンピングカーの中くらい？恥ずかしがり屋のお月さん。ロシナンテの訴えにお月さん応えてくれたよ、よかったね！月明かりで手紙を書くなんて、ロシナンテはロマンチックな事をするなあ。

手紙を書いたり、ギターを奏でたり、馬のロシナンテは、ロマンチストな文学青年です。
月だけでなく、ギューリーちゃんもダイナもイワンも脇役にまわってしまいました。
月明かりに蒼く照らされて、何だか良い夢が見られそうな絵本です。