あまりに悲しすぎて、涙が出ます。
イジメは、人に深い傷を残します。
残酷なのは、いじめられた人間が、それを背負わなくてはならないこと。
いじめた人間は、それを忘れてしまうということ。
いじめを扱った絵本やお話は、必ず先生なり誰かの仲裁があったり、
お互いがケンカして仲直りして、めでたしめでたし、という話がほとんどです。
でも、この絵本は違います。
苛めのあと、長くつらい時間が妹を待っていたのです。
言葉では言い表せません。
ぜひ、すべての人に、この絵本を読んでいただきたいです。
いじめのすさまじさ・残酷さを、ここまで訴えた作品を私は他に知りません。
実話だということが、余計にやるせない気持ちにさせられます。