4歳7ヶ月の息子に読んでやりました。森をでて町に行くことになったぶたぬきくんのお話。シリーズで読んでいくとよくストーリーの展開がわかります。観たこともない世界への憧れをあらわしたのがこの絵本のテーマでしょうか?いわゆる文明というものです。でも、その文明の象徴が犯罪や危険というものもちょっと渋いなーと思いましたね。いきなり銀行強盗の犯人に疑われてしまうのですから・・・。こういう展開はちょっと子供にはわかりにくいかも。その反面、最後は遊園地や公園などの子供の大好きなものを楽しむことで終わらせているので、まあストーリーとしてはいい感じ。息子もそれなりに楽しんでいました。
個人的には、このイラストが鳥山明のドクタースランプに似ているような気がしてくすくすしていました。時々、マンガのようなコマ送りなので、息子がそれにどれだけついていけたかはちょっと不明。また少々長めのだらだら感があったのがちょっと残念。でも、ぶたぬきくんのあたらしいものへの憧れに目をきらきらさせて読み入っている息子を見るのが楽しみですね。